古いPC9801NOTEの話。いわゆる98ノートだけれども、1990年代前半にあったWindows95が使えないくらい古い。今では頭にくるほど使えない。(使えたら最新機が売れないわけですが)PC9801NOTE SX/E(以下NSE)PC9801NOTE SX/T(以下NST)を2台ずつ合計4台貰ったが、どれも、どこかが壊れているので、部品の組み合わせで2台を目指した。とりあえず、スペックを紹介
 NSENST
CPUi386SX
12MHz
i386SX
16MHz
RAM640KB1.6MB
DRVFDD1.2MB/720KB/640KB
HDD40MB
RAMDISK
MONモノクロ
8階調
640*400ドット
こんな4台も貰えるってあたり、そのままでは使い物にならないのは当然。とりあえず、動作確認しました。FDが使えなくなっているもの、液晶モニタのバックライト(サイドライト)が壊れているもの、コネクタ類が錆び付いているもの等、ばらつきがある。ただしバッテリパックは全滅でした。よって、ACアダプタ装着は必至だが、ACアダプタがでかい。とりあえず、ハード面を強化します。HDDを1台だけ120MBにします。そして、増設RAM8MBと4MBをジャンク屋で入手して(あわせて¥8K)NSTにWindows3.0Aを入れました。これらの98ノートでは40MB超のHDDは使えないということですが、このサードパーティ製のHDDに付属のフォーマッタを使うことで解決しました。Windows3.0Aは、以前たまたま未開封のものを貰っていたので、使うことにしました。これでマルチウィンドウでDOS窓が使えるかも?と思っていたら、すぐにフリーズした。Windows3.0対応のソフトもあまりなく、これまた未開封で貰ったWindows3.1があるので、NSTの方に入れてみました。
NST
CPUi386SX
16MHz
RAM9.6MB
DRVFDD1.2MB/720KB/640KB
HDD120MB
(RAMDISKは拡張RAMを使用しているため使用不可)
MONモノクロ
8階調
640*400ドット

 


これで、少しは遊べると思ったのだけれどもこのNSTに電源を入れると、サイドライトが点かなくなっていた。他の98ノートを部品取りにしようとしたら、バッテリパックから液漏れのような何かが出ているような状態で、しかも錆も酷くなっていて結局、もう一つのNST1台残して全て処分しかなさそう。FreeBSDを入れようにもCDドライブも繋がらないし、FDだけでインストールする方法もあるらしいけれど。ちなみに、ラップトップ型のPC9801Tってのもある。
PC-9801T
CPUi386SX
20MHz
RAM9.6MB
DRVFDD1.2MB/720KB/640KB*2基
HDD40MB
MONモノクロ
8階調
640*400ドット

 

ラップトップ型PCのPC9801Tのスペックは98ノートと同様にしてデスクトップ型と同じ拡張スロット(Cバス)が2つあります。どこかでファイルサーバに使っていたらしいのを貰った。HDDは内蔵でSASI(インターフェイスの名前)だけれども、SCSIも搭載可能なのだそうです。(SCSIもインターフェイスの名前で、SASIよりも対応する接続機器が汎用的で、大容量のHDDに接続可能なのです)が、貰って、電源を入れたとたん異臭を放ち、とても近づけないのですぐ電源を切って、放置。どっちにしても寿命だったというわけでした。