何でもピッタリ過ぎるのは良くないのです | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

 
コーチの清岡です。





人間の体の構造は、何かと余裕というか多少でもすき間が
無いと力が生まれないようになっています。



 

野球などスポーツをする時も特にこういったことは必要になります。




たとえばバットを握るときも、最初からあまりにも手のひら全体で
ピッタリと巻きつけて力を込めて握り締めて持ってしまうと、
スムーズにバットを振り出すことが出来なくなってしまいます。




ピッタリと握りすぎると、自然と手首から肘、肩といった関節が
力の入った状態になってしまい、動きが硬くなってしまうからなんです。




だからスイングに入る前のバットを構えた状態では手のひらは
握り込み過ぎないようにして、握力に少しの余裕を持たせて
おいたほうがスイングの初動のスピードが速くなるということです。




これはピッチングでも似たようなことが言えます。




ピッチャーも投球モーションに入った段階ではなるべく
全身の力を入れすぎないほうが、スムーズにフォームを移すことが出来ます。




ボールを握っているときも、手のひら全体で握り締めるのではなく、
多少の隙間を意識しながら投げる瞬間に最大の握力でボールを
リリースする感覚で投げたほうが鋭いボールを投げることが出来るのです。




もちろん思ったように力を抜いたり込めたりするには
毎日の練習が必要ですが、こうしたボールやバットと握る手の
小さなすき間とか、肩、肘、手首などの関節の中の力の余裕を意識して、
ボールをリリースする瞬間やバットでミートする瞬間に関節や
握りを固定するようにすると、一番効果的に体の力をボールに
伝えることが出来るのです。




実はこれは短距離走なんかでも同じことが言われるのだそうです。




世界レベルの陸上短距離走でも、選手はスタートの直前まで
出来る限り体をリラックスさせている場面はよく見られます。




そしてスタートの瞬間に全身に力を込めてスタートの爆発力を生むわけです。




人間の体というのは、リラックスした状態とか余裕を持たせた
状態から一気に力を込める時に、最高の力を発揮することが
できるということのようですね。