野球が上手くなるためにはというタイトルですが、
野球に限らずスポーツにも勉強にも仕事にも
いえることです。
少年野球選手の親御さんは、同じチームの選手と
比べて、わが子はどうかというのが気になると思います。
選手自身も同じポジションを争うライバルと比べて、
自分はどうかなと考える事があると思います。
・あの子に比べて守備は上手いか
・あの子に比べて打率はいいか
・あの子に比べて速い球を投げられるか
・あの子に比べてコントロールが良いか
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このような比較です。
私に言わせれば、同じチームの選手と比べて
優劣を考えたとしても、チーム内の
レギュラー争いに役立つ比較にはなりますが、
そんな比較はそれ以上の価値はありません。
といいますのも、小学生で野球をやめてしまう
のであればそれでいいです。
しかし、チーム内の誰よりも優れていて、
エースで4番打者だったとしても、中学に進めば
全く違うメンバーとなり、先輩も含めてポジション争い、
レギュラー争いになります。
大切なことは、誰と比べて自分はどうか
という比較など全く必要なく、
「自分は(我が子は)これができるか」
という考え方が必要です。
「これが」というのを具体的にいいますと、
・正しいバッティングフォームで打てるか
・正しい投げ方ができるか
・正しい捕球姿勢で守備ができるか
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とにかく、チーム内で打てた、捕れたで
一喜一憂していてはダメということです。
私のスクールでは、フォームの良い選手を
お手本にすることはありますが、スクール内の
選手を比較して優劣をつけることは絶対にしません。
この選手はこれができるかできないか、という判断が
重要という考えに基づいて指導しているからです。
競争相手は自分です。
昨日の自分より今日の自分は勝っているか。
昨日できなかったは今日はできているか。
できていなければまた明日がんばってやろう。
下半身を使ってしっかりスイングできるようになったか?
横から投げるのが直っているか?
比較するのは昨日の自分(我が子)です。
あの子より上手くなったところで、たとえ
チームで1番上手い選手だったとしても
中学に進学して通用する選手であるとは
限りません。
競争する相手は、比較する相手は昨日の自分です。
正しい投げ方、正しい打ち方、自宅での練習方法など
ここで練習できます。