コーチの玉川です。
先日はデータ野球について、私の思うところを書きましたが
その後半です。
今回からは、プロ野球界におけるデータ野球の
必要性を書いてみます。
では順番に考えていきましょう。
年間に約140試合をするプロの選手は簡単に言えば
140試合でどのように結果を出すかを考えなければいけません。
当然何度も同じチーム、同じピッチャー、
同じバッターと対戦します。
ここで重要なのはやはりデータと言う事になります。
何も考えずただ行き当たりバッタリで投げたり打ったり
していればプロの世界では生きていけません。
お互いが相手を研究し攻略する方法を考え、
どんな配球が一番いいか?
またバッターはどんなボールを打っていけばいいか?
現在ではどのチームも膨大なデータを参考に
作戦を練って行きます。
そしてピッチャーはバッターのクセや性格などを
研究し配球を決めて行きます。
またバッターもバッテリーの配球パターンを研究し、
こんな場面ではこんな配球をして来るだろうなどと
考えながらバッティングをします。
何度も対戦する為、普通ならやらない事も時には試合で
私達の知らない所で起こっています。
例えばピッチャーでいえば年間を通してバッターを
抑え続ける事は出来ません。
極端にいえば、わざと打たれる時もあるといいます。
勝敗がほとんど決まった試合 などの終盤で
チームの中心バッターを迎えた時、
仮に打たれても試合に対してさほど影響がない時などは
あえて勝負球を封印し、インコースに真っ直ぐを続けて みたり、
バッターの得意にしているボールを投げたりします。
これは本当に重要な場面が来た時にそのバッターを
抑える為の準備という事になります。
よく中 心バッターに本塁打を浴びた後、
妙に納得しているピッチャーがいます。
少し苦笑いをしたり、自分に何かいい聞かせるように
うんうんとうなずいていたり。
テ レビの解説者は 「ちょっと甘かったですね、
どうしてあんな球を投げるんでしょうか?」と
何だか素人のような方々もいらっしゃるようですが。
私は「今のは、ちょっと試したのかな?」と
思う事がしばしばありま す。
もっともテレビの解説の人達は解っていても
言えない事も多いとおもいますが・・・
またバッターも同じです。
本当に打ちたい場面と打っても余り試合に影 響がないときがあります。
そんな時はあえて追い込ませ、少し粘ってみたりもします。
こちらも三振した後、妙に納得してベンチに戻って行く姿で
なんとなく解る時があります。
お互いがそんな駆け引きをしながら凌ぎを削るのが
プロ 野球の世界です。
そんなプロ野球の良い所やマイナスな所も
次回では考えたいと思います。
では次回・・・・
え?・・・なんですか?・ー・・
名和コーチとの ラーメンのはなし?
・・・ふっふっふ・・・
ふっふ・・・⚾