コーチの後藤です。
成長期の子供にとって必要な栄養素は、体は小さくても成人男性と同じくらいの量であることをご存知でしたか?
それだけたくさんの栄養素が必要なんです。
特に、スポーツをしている子供にとって栄養素というのは、しっかりと考えて摂らせてあげなくてはなりません。
とくに重要なのがタンパク質です。
筋肉や骨、成長ホルモンなど体をつくっている最も重要な栄養素です。
12~14歳の男の子の1日に摂取するべきタンパク質の量は60gと設定されて、この量は成人男性とほぼ同じというのはご存じでしたか?
また、女の子の場合には55gと成人女性よりも多い量が必要というのは驚きですね。
次に鉄です。
成長期にはヘモグロビン量と総鉄量の必要性が非常に高くなるので、鉄欠乏貧血になる子供も多いのです。
成長期というのは人生の中でも最も鉄分が必要な時期でもあります。
野球少年のように成長期にスポーツに打ち込む、というのは多いですが溶血性貧血や鉄欠乏性貧血などといった症状に陥る可能性も高くなります。
こういった貧血のことをスポーツ貧血ともいいます。
溶血性貧血や鉄欠乏性貧血の症状としては、動悸(どうき)・息切れ・疲れやすさなど一般的な貧血での症状だったり、特有の症状では爪がでこぼこしたり、縦に線のようなものがはいったりするそうで、至学館大学の杉島先生によると、爪や髪の毛に症状が出るのは他の症状より出るのが遅いので、それらの症状が出るときには危険だそうです。
貧血というのはスポーツの成績に大きく関係しますし、発育や普段の生活にも大きく関係してきます。
次はカルシウムやマグネシウムです。
健康な骨や歯の発育に必要不可欠な栄養素になります。
身長を伸ばす、骨を太くするといった身体の成長に大きく関係する栄養素ですので
野球でもっとボールを飛ばしたい!速い球を投げたい!
そんな事ばかりを考えている野球少年には絶対に欠かさず摂取してほしい栄養素です。
次は亜鉛です。
亜鉛というのは身体が正常な細胞分裂を行うために必要不可欠な栄養素です。
この亜鉛が欠乏してしまうと発達不全や食欲不振、味覚障害や創傷治癒の不良を引き起こす原因となってしまいます。
最後にビタミンB群です。
ビタミンB群は食べたものをエネルギーに変える、エネルギーの産生や身体の成長脳や神経の発達に必要です。
最近ではお菓子ばかりを食べて食事をろくに摂らない、といった子供も非常に多くなっています。
しかし、子供は大人以上にたくさんのエネルギーが必要で食べたものがすべて身体の一部になっていきます。
当スクールでは食べることの重要性や身体を大きくすることが野球にどれだけ関係の深いことか、ということまでしっかりと指導をしています。
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