コーチの玉川です。
私が某進学校の監督になり、高校球児とともに甲子園を目指した連載です。
私達は来年に向けてスタートをしました。
後輩達は私の指導を上級生と一緒に8ヶ月間やってきた貯金があり、
私も公立高校の年間の予定がわかっていたため、
初めの年よりは少し指導に余裕を持てました。
それに夏を終わったばかりの三年生が入れ替わり顔をだして、
後輩達を励ましてくれたり、時折お説教もしてくれました。
高校野球の重みを体感した彼らの言葉は、
後輩達に強く伝わっているようでした。
進学高校ながらもしっかりとやれる事をしてきた生徒達は、
確実に力を付け三年生の春の公式試合では公立高校には
一度も負け無かったほど上達しました。
そしてふたたび夏がやって来ました。
例によってベンチ入りする子は頭をまるめ、
マネージャー達は千羽鶴や手作りのお守りを選手に託します。
私はと言えばやはり試合前の夜は眠る事が出来ませんでした。
因みに自分達の現役の頃はそんな事は一度もありませんでしたが・・・
去年は試合当日の朝、親父の墓に行き、
「勝たせてくれよ。」
と一緒にビールを一口ずつ呑みましたが
この年は縁起を担ぎ、やめておきました。
緊張の一回戦は逆転で見事勝利し、
キャプテンがウィニングボールを私にプレゼントしてくれました。
自分は愛工大名電野球部時代には当然のように考えていた一勝が、
これほど重く感じたのは初めてでした。
私達は順調に勝ち上がり188校中、ベスト32まで残る事が出来ました。
そしてベンチ16を掛けて対戦した高校は
今では苦戦しているものの、
私達が現役の時代には愛知の私学四強といわれた
野球の名門です。
場所は名古屋の瑞穂球場でした。
試合は序盤から先制され、予想通りの苦しいゲームとなりました。
選手達も連戦の疲れとパワーの違いに苦しそうな顔で
途中まではプレーしていました。
私は三回のイニングの初めに輪になった選手達に
思わず叫びました。
「おい! 何を渋い顔してるんだ!相手は野球の名門、
そのおかげでお客も沢山いる、こんないい環境は一生ないぞ!
もっと楽しめ!暴れてやれ! ここがお前らの甲子園だ! 」
思わずと書きましたが、この時私は心の中で確信していました。
この後の展開はまた明日・・・・・
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