今週の月曜日、台風の影響でグランドコンディションが気になりましたが、
夕方には水たまりもなくなり、予定どおりナイター練習を行いました。
カメラを持って行くのを忘れてしまい、写真が撮れなくて申し訳ありませんでした。
グランドでのナイター練習は、スクールの野球総合コースで練習したことを
実戦形式で復習することが目的で行っています。
昨日は普段の練習どおりアップしてキャッチボールからスタートです。
総合コースでは時間をかけてスリッパキャッチボールをやり、
グラブの使い方、スローイングするステップ、投げ方の修正
などを練習していますが、場所が変わるとできなくなるというか、
足も動かさず適当な捕り方をしている選手が目立ちました。
何度も言っていますが、
キャッチボールは守備の基本となり、試合で送球するコントロール
ゴロや返球を確実に捕球するための基本となっています。
内野手がゴロを捕る、一塁に投げてランナーをアウトにする。
このプレーでもゴロ捕球、一塁送球、一塁手の捕球というプレーがあり、
全てキャッチボールができることでプレーの確実性が上がります。
守備が下手な選手、暴投が多い選手などは、まずはキャッチボールから
しっかり練習しないとレギュラーどころではありません。
教えられたキャッチボールの練習をしっかりやりましょう。
その後の練習は定位置に守備とランナーをつけ、カウント2-2からの
シートバッティングです。
コーチたちがグランドに散り、プレーの一つ一つをチェックして
上手くできなかったプレーは繰り返し練習しました。
前回のグラウンドナイター練習の時、ランダウンプレーがまったくダメで、
その後、総合コースで練習したところ、みんなそこそこできるようになった
のですが、実戦ではまったくダメでした。
総合コースで練習した時は、ボールを行ったり来たり何往復もさせずに
1発で刺すという練習をしましたが、それも上手くできず何度も繰り返し
ました。
カウント2-2からのバッティングですが、ピッチャーもストライクが
入らず、1人のバッターに4球も5球も投げ、全員が打ち終わるのに
かなり時間がかかってしまいました。
実戦で練習するといろんな事がわかります。
まだまだ練習が必要ですね。
バッティングは点を取るために必要な技術ですが、
点を取られないために必要なのが守備の技術です。
昨日の新聞に出ていたのですが、ドラゴンズの主砲ブランコ選手の失策が多く、
5試合で5失策だそうです。
タイムリーエラーであったり、ピンチを招くエラーであったり、何度の
守備機会があったかわかりませんが、5試合で5失策というのは
守備が得意でなかった私でも記憶がありません。
ピッチャーをやった経験がある方はわかると思いますが、
神経を使って投球し、ボールが指を離れた瞬間
「よし、決まった!」
と、1球1球慎重に投げます。
そしてバッターに凡打やフライを打たせ、ホッとした瞬間、
野手がエラーをする。
そんな時、ピッチャーとしてはかなりショックを受けます。
それを顔や態度に出してはいけませんが、本音はグラブをグランドに
叩き付けて、「何やってんだ!!しっかり捕れよ!!」と言いたい
気持ちだと思います。
野手としてもエラーをしようと思ってしたわけではないですが、
ピッチャーとしては「打ち取った!」と思ったバッターが
エラーでランナーに出るとショックが大きく、
やりきれない気持ちになります。
ピッチャーも四球を出すのですからお互い様かもしれませんが、
プロ野球でも甲子園の高校野球でも、試合が動く時は
エラーや四球からというのが多いです。
エラーや四球で出塁されるとピッチャーも野手も気持ち的に
何か影響するものがあるのでしょう。
ランナーがいる時にエラーで進塁させ、動揺したピッチャーが
1発を打たれる。
またはエラーでランナーを生還させてしまう。
このようなミスをしたチームが負けてしまいます。
バッティングは1試合で3本も4本もヒットが続くなんてことは
まずありません。
得点するためにはバッティングの技術が必要ですが、
打てなくてもエラーやミスをしなければ負けの確率はかなり
低くなります。
逆に言えば強いチームとはミスをしないチームです。
打てなくても相手のエラーを誘い、1点を取る。
ピッチャーが慎重に投げ、バックもしっかり守りその1点を守りきる。
このようなチームはいくらでもあります。
ただ、攻撃力の強いチームと当たるとピッチャーが抑えきれるかという
問題も出てきますが・・・
攻撃力が高いチームといっても、毎試合打ちまくって5点も6点も取れ
るわけではありません。
ブランコのように破壊力があるバッターがいても、エラーやミスをしていれば
破壊力のある打撃など帳消しになることもあります。
高校野球ではまず守備が上手い選手から使われます。
1人の選手が1試合でヒットを1本、多くて2本打つことがありますが、
それを毎試合続ける事は不可能です。
打撃の計算はしにくいのですが、ミスをしない選手は進塁やエラーを防ぐ
ことができ、試合の計算ができます。
得点を捕るためのバッティングも大切ですが、グラブをはめた時のプレー
の方が試合に勝つにはもっと重要です。
私の高校時代の中村監督率いる愛工大名電高校野球部は、とにかく
「打て!」の攻撃野球でした。
送りバントもなければスクイズもありません。
バントのサインは自ら生きるセーフティバントだけです。
下位打線の時はスクイズをしたこともありますが、基本的に
みすみす1つのアウトを献上することはないと、選手には
思いっきり打たせてくれました。
ですが、中村監督自ら言っています。
「バントをさせれば、あと5回は甲子園に行けたな・・・」
と。
打たせたことでどれだけチャンスを潰してきたかということです。
それだけバッティングは期待通りに計算できないということです。
小・中学生はバッティングと同じレベルかそれ以上に守備やスローイング
の基本を身に付けなければ、高校、大学などに進んだ時、
レギュラーとなってユニフォームを着ることは難しくなるでしょう。
スクールでは今、それから高校、大学などにすすでも通用する選手を
育てるために野球総合コースで守備やスローイング、バントや
ランダウンプレー、カバーリングなどの細かなプレーの練習をしています。
最終的にはスクールからプロ野球選手を誕生させたいというのが
目標です。
あなたもいっしょに野球をしませんか。
Nagoya23バッティングスクール Count23
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