もうすぐ夏休みが終わりますね。
選手たちは夏休みの宿題はしっかりやったでしょうか。
学校が始まると昼間の我が家に静寂が訪れるので、
そんな日が待ち遠しいです。
さて、バッティングスクールでは夏休みに集中して練習しようと
個人指導に通う選手が多く、昨日で一通り終わりました。
毎日、午前と午後に個人指導の予定が入っていて、
基本的には名和コーチがメインで指導にあたりますが、
他にコーチがいれば、1人の選手に3人のコーチが関わっての
指導になることもありました。
昨日の午前中の個人指導は中2の硬式選手でした。

この選手は毎回2時間の練習で、昨日は最初の1時間は
道治コーチの指導でキャッチャー練習をし、
次の1時間は私の指導で
バッティング練習を行いました。
この秋には3年生が引退するので、中2の選手がチームの主力と
なる新チームになります。
この選手はよく努力をする選手で、自宅でも走ったり
かなりの数の素振りをしています。
バッティングフォームを見ていると動きにぎこちなさがあり、
柔軟などをやらせてみると膝や股関節など、堅さがあります。

これは手首の柔らかさを見ているところで、
木野村コーチ、名和コーチで
「そうじゃない、こうやって動かすんだ!」と
指導しているところです。
手首が柔らかくないとインコースをセンター前に打ち返したり、
インパクトで手首の返しを使って打球にスピンをかけたりすることが
上手くできません。

手首を柔らかくするトレーニングの宿題を出しました。
次はバットのヘッドを立て、トップからインパクトまで
最短距離でバットを出す練習です。

天井からプラスチックのボールを吊し、
バットのヘッドを立ててそのボールを打ち、
グリップエンドから振り出すスイングの軌道を覚えます。

ここでも名和コーチ、木野村コーチ、渡邉コーチの3人に
前後左右からスイングのチェックをされて緊張しているようです。
小・中学生の選手にはドアースイングの選手が多く、
それを修正しないと、振り遅れてつまった打球しか打てません。
この選手も典型的なドアースイングで、ボールを前で捕らえることが
少なくなっています。
軟式野球だと多少つまっても外野の頭を越えることがありますが、
硬式野球では詰まった打球は内野の頭どころか、ピッチャーの頭さえ
越せない打球になることがあります。
なので、硬式野球ではボールをどこで捕らえるかで
打球の飛距離とスピードが決まってきます。
ドアースイングだけでなく、身体が前に突っ込む打ち方
をする選手も多く、身体が前に突っ込むと下半身の力が
打球に伝えることが出来なくなるので、打球の飛距離が
伸びなかったり、泳いだ体勢でボテボテのゴロになったりします。
そのような打ち方を修正するのがこの練習です。

しばらくこの練習をしたあとは、ピッチングマシンを使って
バッティング練習をし、上手くバットが出るか確認をします。

この選手は夏休みの個人指導でバッティング、キャッチング、走塁
などの練習をして、新たな気づきがあったと思います。
今まで課題だったドアースイングが修正でき、
1試合1本打てていたシングルヒットに加え、
チャンスに長打が打てるバッターに
なれればと思います。
まだ2年生ですが、高校は愛工大名電高校に進学を
希望しているようで、勉強に野球にがんばっています。
3年後には愛工大名電高校野球部のレギュラーとして
活躍できるように指導していきます。
この夏の努力はきっと報われるはずです。
頑張っていきましょう。
あなたもいっしょに野球をしませんか。
Nagoya23バッティングスクール Count23
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