吉良高校の試合を観に行ってきました。
恩師である元愛工大名電高校の中村監督は
愛工大名電高校監督時代に腰を痛められ、
それがまだ良くなっていなくて歩き方がぎこちない
ですが、豊田大谷高校に移って野球部監督を
務められていました。
私は豊田大谷高校で中村監督の下でコーチを務めていましたが、
歩くのも不自由だった中村監督でしたが、
ノックバットを持ってグラウンドに立つと
私が高校時代に鍛えられた頃と同じような
鋭いノックを打っていました。
吉良高校には正式な監督がいるのですが、
中村監督は吉良高校のアドバイザーという立場で
指導されています。
昨日は中村監督と吉良高校の試合を一緒に観ていましたが、
中村監督の「打ちまくる」攻撃野球と
吉良高校の出塁すると送りバントで進塁させる野球
とは根本から違い、試合の状況ごとに、
「ここはオレならエンドランだけど、吉良高校なら
バントだろうな・・・」
などと呟きながら試合を観ていました。
もうすぐ70才になろうとしている中村監督ですが、
いくら年を取られても攻撃野球の考えのままでした。
さて、ゲームは吉良高校がサヨナラで勝利を収めましたが、
危ないゲームでした。
刈谷球場の連盟事務所近くのところで試合を観ていたのですが、
試合の流れで吉良高校がピンチを迎えると、
関係者の方に
「中村先生、ベンチに行っちゃダメですよ!!」
なんて釘を刺されていました。
アドバイザーという立場とはいえ、
技術的な指導や野球に対する考え方など、
中村イズムを注入した吉良高選手たちです。
ピンチやチャンスには何か声がかけたくなるのでしょう。
ダッグアウトには試合関係者しかは入れないので、
中村監督はおとなしく観戦していました。
トイレに立つ時も
「ダッグアウトには行かんから大丈夫だ!」
と、誰も何も言っていないのにそう言って
トイレに行っていました。
試合後は先日も新聞に出ていた吉良高のスラッガー
中嶋くんと共に新聞記者からインタビューを受けていました。

この選手は高校通算33本のホームランを放つなど、
公立高校では桁外れのパワーと技術を持っています。
中村監督はプロ野球選手の工藤さんやイチローや山崎などの
高校時代を指導してきました。
今日のニュースでは、47才の工藤さんがメジャーに挑戦する
ということです。
球界を代表するプロ野球選手を育ててきた中村監督が、
監督やコーチでもなく、アドバイザーという立場で、
毎日、吉良高校の野球部に指導に行って育てた選手です。
中村監督の教え子で、私の同級生でもあるオリックスの
スカウトをやっている安達スカウトがいます。
その安達スカウトが吉良高校の中嶋選手を見に来て、
興味を持って帰ったそうです。
試合後の中村監督と中嶋選手です。

バッティングスクールでは、中村監督がスラッガーを育てた
練習方法を取り入れて練習しています。
スクールで指導した選手が
今までバットにかすりもしなかった選手が
4番バッターになったり、
長打をまったく打てなかった選手が
ホームランを打ったという報告は山ほどあります。
スクールを始めて3年目ですが、将来はプロ野球選手を
誕生させたいと思って基本から徹底的に指導しています。
プロ野球選手を20人近く育てた恩師の中村監督ですが、
この夏に行うスクールの夏期強化合宿に来て下さいます。
そして、プロ野球選手になるには、イチローがプロ野球選手に
なるためにしていたことや考え方など、指導者として接してきた
中村監督しか知らないイチローのエピソードをお話しして下さいます。
合宿の参加者は楽しみにしていて下さい。
Cout23 夏の強化合宿のお申込みはこちら
パソコンからのお申込みはこちら
↓ ↓ ↓
パソコン用お申込みフォーム
携帯電話からのお申込みはこちら
↓ ↓ ↓
携帯電話用お申込みフォーム