おなかの神様 | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

スクール生のTくんは6年生で熱心に練習する選手です。



小さい頃からピアノも習っていて、

ピアノでは私のライバルでもあり、練習の重要性は理解しています。




Tくんはバッティングフォームやスローイング、

フィルディンクのフォームも小学生では申し分なく良いです。



そんなTくんは最近不調で、数試合ヒットがなく、

ピッチャーでマウンドに上がれば四球の連発で

良いところがないそうで悩んでいます。



お父さんはそんなTくんに日々、叱咤激励し、

チームの監督やメンバーからも期待が大きいため、

周りに自分が不調に陥っていることを申し訳なく思っているようです。




ほとんどの保護者の方はお子さんの活躍を期待していますが、

現実ではあり得ない結果を期待している場合があります。



プロ野球の世界ですが、3割バッターで一流といわれています。



1試合で2本のヒットを打つとマルチ安打と新聞のニュースになり、

毎試合ヒットを打ち続ける連続試合安打も

新聞やスポーツニュースの話題になります。



毎試合、最低1本ずつヒットを打ち続けることがどれだけ大変なことか、

1試合に2本以上のヒットを打つことがどれだけすごいことか

理解されてないと思います。




打率3割で一流バッターと言われていますが、

イチローでさえ10回のうち良くて3回しか成功しないのです。



7回は失敗するのです。




それをお子さんには毎試合のヒットを期待したり、

複数のヒットを期待するのはかわいそうな気がします。




スクール生のお父さんが


「1試合に1本はヒットを打っていますが長打が全く出ないので、

長打の打ち方を教えてください。」


というような相談を頻繁に受けます。




ヒットが打てれば長打が欲しくなることはわかりますが、

野球というスポーツを簡単に考えすぎてます。




ホームランはヒットの延長と言われており、

ヒットを打てない選手がホームランを打てるわけがありません。




ヒットとは、内野の間を抜けた、

外野の頭を越したなど、打球が飛んだ方向や打球が

落ちた場所がたまたま良かったのでヒットになるのです。




当たりが良くても野手の正面を突けばアウトになり、

ボテボテの当たり損ないでも転がった方向によっては

ヒットになってしまうように、

ヒットと凡打は結果でしかありません。




イチローは高校時代に


「センター前ならいつでも打てます。」


と豪語したエピソードがありますが、

これもセンター方向にいつでも打てるという意味で、

相手がいることなので、いつでもヒットが打てるという意味ではないのです。



センター前に打っても、センターが前進守備では捕られます。



ショート、セカンドがベース寄りに守れば、捕られてアウトになります。



このようにヒットとは、

当たりが良くても悪くても打球が飛んだ方向によっては

ヒットになるし、当たりが良くても飛んだ方向によっては

アウトになるということです。



要するに、

ヒットやホームランを必要以上に期待したところで

選手にとっては大変なことだと理解して下さい。




ボテボテのゴロやフライ、三振が多いようでしたら

技術不足やフォームが悪いと考えられます。




良い当たりが多くてヒットにならない場合は、

それは運悪くヒットにならなかったという結果と受け止めて下さい。




じゃあ練習は必要ないかというとそうではありません。





身体全体を使ったスイングをすると速い打球や飛距離がでて、

野手の間を抜いたり頭を越したりして

ヒットになる確率が高くなります。





正しいスイングができれば打球の速いゴロやライナーが打て、

フライや三振が少なくなります。




確実にヒットを打つための練習は存在せず、

ヒットの確率を高めるために練習するのです。




残念なことに・・・・


練習を正しくしないと間違った方法でどれだけ努力しても

「打てない方法」

を頑張って練習することになります。






さて、前出のTくんですが、

彼の場合は自他共に認めていることが、

練習の時のスイングが試合ではできていないということです。




野球にかぎらずスポーツは技術だけでは解決できない問題があります。




プロ野球選手でも原因不明の不調に陥ることがあるように、

メンタルな部分もかなり重要です。




私の経験ですが、

バッターボックスに入る時に考えていることが

結果に大きく影響するということです。




バッターボックスに入る時、

「三振してはいけない・・・」

「凡打してはいけない・・・」

「フライを上げてはいけない・・・」など、

ネガティブな思いを持って打席に入ると、

それがそのまま結果として現れることが多くありました。





しかし打席に向かうとき、

頭の中で自分がヒットを打っているシーンを

イメージしながら打席に入ると、

やはりそのような結果が現実として起こることが多くありました。




心理学やスポーツメンタルの本を読むと、

人間には自分ではコントロールできない潜在意識(無意識)

というものがあり、

ネガティブなイメージはそのまま潜在意識に刷り込まれ、

その通りの結果を出し、

ポジティブなイメージ(自分が望む結果)も

同じく潜在意識によって現実に起こるというものです。




ゴルフをする方は経験があると思いますが、

池があるホールはよくありますが、

このようなホールで

「池には絶対に入れないぞ!」

と考えながらティーショットを打つと

高い確率で池にボールが吸い込まれるという経験をされた

方もいらっしゃると思います。




これがイメージの効果です。



「池には絶対に入れない!」と、


池を意識してしまっているのです。





弱気、強気という言葉がありますが、

これをネガティブとポジティブと

言い換えてみるとよくわかると思います。




野球で打つ瞬間のように、

考える間もない瞬間的行動を起こすとき、

この潜在意識(無意識)が大きく影響するようです。




瞬間的な行動だけでなくても、

日常の何気ない行動にも潜在意識が大きく作用して

行動や反応をしているといわれています。



なので、


試合で結果を出すには、まず練習で技術を高めます。



そして日常生活から頭の中はポジティブなイメージを描いて生活し、

バッターボックスでも自分が望む結果(ポジティブなこと)だけを考える。





昨日はこのようなことをTくんにアドバイスしました。




我が家には少1と少4の娘がいて、

幼稚園の頃からネガティブなイメージ、

言葉を使わないということをやってきました。




潜在意識や無意識などと言っても理解できないので、


「おなかの神様」


と言い換え、


「やってもないのにできないなんて言っていると、

おなかの神様が本当にできなくしちゃうぞ。」

なんて言っています。




何か注意するとき、

例えばコップの水を運ばせるとき、


「こぼさないように持って行ってね。」


ではなく、


「上手に運んでね。」


と言います。




「こほさないで運ぶ」


この言い方ですとこぼすことに意識をしてしまいます。



しかし、私の望む結果はこぼさないで運ばせることなので、

「上手に運ぶ」

と言い替えることで

「上手に」

というポジティブなイメージに意識が向きます。




我が家の娘達は

「おなかの神様」

を意識して、

ポジティブな言葉を使って生活しています。




皆さんもやってみてください。



何か結果が変わってくるはずです。



Tくんも良い結果がでるように応援しています。




あなたもいっしょに野球をしませんか。

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