野球肘(肩)にならないための練習 | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。



昨日は野球総合コースの練習日でした。


今週はスローイングに重点を置いた練習です。




スローイングは守備でも捕球と同じくらい重要な技術で、

捕るのが上手くてもスローイングが下手ではアウトに出来ません。




また、試合で必要なだけでなく、投げ方が悪いと肘や肩を故障する

可能性があります。




故障の度合いによってはボールが投げられなくなり、

野球選手として野球を続ける事を断念することもあります。




私が実業団でプレーしていた時、すばらしい肩の選手がいました。

ポジションはセンターで、バックフォームにはいつもレーザービーム

のように送球していたのですが、ある日いつものように送球した瞬間

うずくまりました。




起き上がった時に「投げた瞬間、鈍い音が聞こえた」と言っていましたが、

それ以降、彼は肘が上がらなくなって遠投が50mも投げられなく

なりました。




その選手の投げ方には少しクセがあり、腕を背中の方まで引き、

そのまま回転していたので肩に負担だろうなと思っていました。





その後の彼は硬式野球では通用しなくなり、軟式の草野球を

楽しむようになりました。




彼にはプロ選手の夢がありましたが、肩の故障で野球を断念

することになったのです。




昨日の野球総合コースの選手たちも

投げ方が良くない選手が数名おり、

特に修正が必要な選手3人を別メニューで練習させました。





その選手たちは共通して肘が下がり、腕を横から振って

投げていました。




3人とも内野の選手で、そのような投げ方では遠投は出来ないし、

コントロールも付きません。





1塁に送球してもスライダーのような変化をし、

とても捕りにくいです。




また、そのままでは肘や肩を壊す可能性が高くなります。




その3人には練習中に何度も

「もっと上から投げろ」

「肘を前に出してから腕を振れ」

と、投げ方を何度も注意しても直りません。





それもそのはず、その選手たちは自分が横から腕を振っている

自覚はなく、しっかり上から振っているつもりでいるのです。




これではいけないと、昨日の練習メンバー全員をフォーム分析

のハイスピードカメラで撮影し、保護者の方を交えて

1人1人にスローイングのフォームを見せました。




その3人は分析データを見て、自分が横から投げていると初めて

知ったのです。



昨日の練習に参加していた選手は全員のフォームを見ていたので

わかると思います。



本当はこのブログでその3人のフォームの動画を掲載しようと

思ったのですが、顔もしっかり映り個人が特定できる動画なので

個人情報の観点から今回は自粛します。





その3人の選手は自分が良くない投げ方をしていると

初めて自覚したので、「スローイングを修正しよう」

という気持ちを持ちました。





その後はその3人を別メニューでスローイング修正の練習を

させました。




腕の振りを直すためにはバドミントンのラケットを振らせます。




注意事項がいくつかあり、正しくやらないと効果がないのですが、

それらを徹底して20分ほど練習させたら、

3人とも腕の振りはかなりよくなりました。





この練習は元愛工大名電高校野球部の中村監督が考えた

練習方法で、メジャーリーガーのイチロー選手も

高校時代はかなりやったようで、

イチローの外野からのレーザービームのような送球は、

みなさんご存じだと思います。



その練習の成果かわかりませんが、何かしら影響はあったと思います。




イチローのようなボールを投げるには筋力も必要ですが、

昨日のような練習をすることで、レーザービームが投げられる

スローイングフォームが身に付きます。





私もその練習を相当やらされ、レーザービームかわかりませんが、

遠投は100m以上投げられるようになりました。





昨日の練習を見ていて

「怖いな」

と思ったことがあります。




その3人の選手のように極端ではないですが、投げ方の修正が

必要と思われる選手は何人もいました。





野球の経験がない親御さんですと

自分の子供の投げ方が良いか悪いか、

故障の可能性が高い投げ方かどうか判断できない、

わからない方が多いということです。




私としてはチームの指導者の方たちは、どうして

あのような投げ方を直さないで続けさせているか

疑問です。





6月はたくさんの選手たちが総合コースに参加し、

その時は注意し、アドバイスをしたのですが、

スローイングの修正が必要な選手はたくさんいます。




というより、故障をしにくい正しい投げ方をしている選手の

方が少なく、

「内野手でそんな投げ方をしていたら1塁に暴投ばかりだろ?」

「外野手でそんな投げ方をしていたらホームまで届かないだろ?」

「そんな投げ方でピッチャーをやっていて、肘や肩が痛くならないか?」

と疑問に思う選手がほとんどでした。





チームでも指導されない。

親御さんでも判断できないという選手は、そのまま

放置されるのでしょうね。





スクールには今まではバッティングコースしかなかったので、

スローイングや守備などを見る機会がありませんでした。



「肩を壊し、医者にしばらくバッティングを止められました。」



と、練習をしばらく休む選手が月に何人もいて、

その理由がわかったような気がします。





せめてフォーム分析で、自分がどのような投げ方をしているか

分析をして確認し、自分の投げ方の善し悪しを自覚することが必要です。




野球総合コースに入った選手は、今は投げ方が悪くてもこれから指導して

修正させていきますが、野球総合コースに入らなかったスローイングの

悪い選手たちが気になります。




肩を壊さないように野球を続けてもらいたいと祈るばかりです。




スクールではバッティングだけでなく、守備やスローイングなども

しっかり指導し、それを身に付けて中学や高校に進んでも

チームの主力となれる選手を育てるのが目的です。




故障で野球が出来なくなるのは悲しいです。




あなたもいっしょに野球をしませんか。

Nagoya23バッティングスクール Count23

詳しくはこちら!!

ケータイはこちら!!