吉本ばななさんの
最新作
「違うこと」をしないこと
を読んでいての驚きは
現在
メンタルクリニックで感じていることが
そのまま書かれているということ。
一般社会と病院は現場は違えど
精神医療に関して言うならば
完全に世相を反映しているのだ！
と改めて実感しました。
例えば
30代前後には
新新型うつといわれる（僕が命名）
自分自身が何者だかわからない人が
増えてきている。
だから正直
医療的範疇からの治療は不可能で
哲学的範疇からのアプローチに変えている。
この世相もピチャリ！と書いてある。
世間が嫌うはずのスピリチャルなんだけど
世相がその入り口に目覚めている時代なので
わかりやすく先導している点。
（君の名は。は完全にアカシックレコードの話ですからね！
正直あんなディープなスピリチャルなんでヒットしたのかわからない。）
自分に正直に生きることと
社会性をもつことは両立できる！点などは
吉本さんが力説していますが、
僕も朝のジョブターン講義で
（休職者の復職グループ）
口すっぱく言っている。
など
精神医療機関で感じていること
実行していることが
明確に描かれています。
ということは
やはり
時代というか
日本が
病んでいると言わざる負えない。
組織から精神障害者が出現することは
必ずしも組織だけの問題ではなく
時代や経済、国の問題だったりする部分も
かなり大きいと感じる今日この頃です。
しかしながら
実際に組織現場では苦しんている人々はいるわけで
早急に援助する必要と
精神障害が出てしまった方々には
早急な治療が必要であることは
今も昔も変わらない事実であって
この本を読んで改めて感じたのでありました。
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