私は幼稚園・小学校と登校渋りがとても激しくて、毎朝泣き叫びながら学校へ行き、着いてからもしばらく泣いたり、男子にちょっかいを出されようものなら大暴れしていたほどでした。

そんな私の血を半分継いでいるのか、3人のわが子(上はもう大学生と高校生)はみんな基本的に登校渋りをする子でした。

 

 

そんな3兄妹の末っ子、小学4年生の娘も登校渋りをよくするのですが、基本的には本人の調子が立ち上がるまでゆっくり様子をみて登校させます。

 

昨日の朝は、本人の調子が上がってきたタイミングと、私が出かけるタイミングが重なってしまい、娘に「急いで着替えて準備して!」と言いました。

 

本人も「わかった!」と準備に取り掛かったのですが、もう着替えたかな?と様子を見てみると、小脇にお気に入りのぬいぐるみを抱えてのんびりゆっくりと準備をしていたのです。

 

 

私「今はラスカルは置いておいて!用意ができないじゃない!」

 

娘「用意できるもん・・・」

 

ここでいつもとは違う反応、反抗が返ってきました。

 

横で見ていた大学生の兄が叱ります。

 

とにかく準備を済ませ、車で送る道中、腑に落ちない表情をしている娘に説明しました。

 

私「さっき、叱られた理由はわかる?」

 

娘「(ううん)」

 

私「用意ができないというのは、急いで用意ができないという意味だったんだよ?今日は用事があるから急いで欲しかったんだよ?」

 

娘「急げるもん!」

 

 

私「まだ言うんかい!!」と、湯婆婆ばりに𠮟りつけ💦とにかく帰ってからまた話そう!と学校へ送り出しました。

 

 

帰宅後・・・

 

娘の言い分を聞いてみると

 

娘「用意しようとしたら、また嫌な気持ちになってきて学校休みたくなってきたから、ぬいぐるみを抱っこしたの。そしたら着替えることができて急いで用意することができたんだ」

 

私「あぁ・・・そういうことだったのね。ごめんね・・・。」

 

 

 

自分に余裕が無かったことと、同じように繊細だった私でも忘れてしまったような、繊細で深い理由に感動し、反省した次第でした。

 

子供の気持ち、話をよく聞いてあげることの大切さを再確認したできごとでした。