昨日のこと。

家の掃除をしているときに突然、「生きてる意味?この世の意味?そんなの何もないよ☺」と聞こえた。

 

 

一瞬、こわくなった。

 

これまでずっと日常生活で感情がネガティブに傾いたときは、その原因を自分の心のなかに探す作業を20年ほど毎日やってきた。

それを教えてくれたのも神様だった。

 

思い返せば、私は子供のころから「自分は一体、何のために生まれてきたんだろう?」という問いが頭から離れず、ずっとその意味を追求し続けてきた。そして10年ほど自分の心と向き合った頃、自分のことがだいたいわかってきた。と同時に、他人のことも理解できるようになった。

そのタイミングでカウンセラーの道へ導かれて今に至るんだけど、「生きる意味を知りたい」という動機のもとは、「何もなくても、何によらなくても自分を愛することができて、何気ない日常を鼻歌まじりで幸せを感じて過ごせる人になりたい。そしてとにかく優しい人間になりたい」という願いからだった。

 

20年たった今、気づけばそんな人間になっていたのだ。

 

そんな私に、ふと訪れた気づきが「生きる意味など何もないよ☺」という言葉だったのである。

ほどなくその真実に癒しを感じ始めた。

と同時に、とはいえこれまでと何ら変わらず生きていくんだろうなという自分に気づき、また癒された。

 

違うことといえば、「何も意味がないなら、毎日自分がやりたいなと感じることをコツコツとやるだけだな」という、シンプルで素直な動機だ。

 

なんだか不思議な感覚だった。

まだ新しい自分が身体に馴染むまで時間がかかりそうだ。

 

私は今日から生まれ変わったような心地で、「何も意味のない生を、より楽しく心を込めて素直に」生きていくのだ。