心理カウンセラーの集客はSNSマーケティングをこう使え
多くの起業したカウンセラーが集客のためにSNSをやっています。
ところが、これまた多くの人が集客できていません。
それはSNSをマーケティング視点できちんと捉えていないことと、SNSの使い方を間違えていることが原因。
カウンセラーに合ったSNSマーケティングを起業歴20年の心理カウンセラーが解説します。
なぜカウンセラーはSNS集客で失敗するのか?
「SNSやってるけど、集客できない」
「フォロアー集めてるけど反応が少ない」
「毎日投稿してるけど、そろそろ疲れてきた・・・」
あなたも、こんな風になっていないですか?
それでもSNSでがんばらなきゃいけないのでしょうか?
いえ、ちょっと待ってください。
上手くいかないのは、間違ったやり方をしているからかもしれません。
もちろん、何事も成果が出るまでには一定の時間が必要です。
その必要な時間をかけるまえに挫折するのは、方法論以前の問題です。
しかし、ずっとコンサルや起業塾の指導者に言われた通りにしてるのに、成果が出ない。
例えば半年~1年、毎日投稿しているのに成果が上がらない。
だとしたら、教えてもらったやり方が間違えている可能性があります。
何がどう間違えているか、知りたい方はここから読んでみてください。
カウンセラーは間違ったSNSの使い方をしている
私は心理カウンセラーとして起業して20年(2024年9月時点)以上経ちます。
つまり、今も現役のカウンセラーとしてカウンセラーやセミナーなどを続けられています。
なぜかというと、マーケティングを学んだからです。
しかし、おそらくですがあなたと違うのは「カウンセラーに合ったマーケティング」を学び、実行してきたというところです。
どんな方法や考え方がカウンセラーに合っているかは後ほど書きます。
いずれにしてもSNSの特性を理解し、正しい(合った)使い方をすれば、集客できるようになります。
先ず、SNSは「フロー型の媒体」です。
フィードに表れたあなたの投稿は、あっという間にスクロールされていく。
なぜならSNSって基本的には「暇つぶしの媒体」だからです。
「これは役立つな」とじっくり読み込む、ブログなどの媒体とは、その性質が元々違うのです。
時々フィード投稿に長~い文章を書く人がいますが、ほとんど読まれることはないでしょう。
パッとスクロールされる。
だから、そこで何かしっかりと情報に触れてもらって興味をもってもらおうというのは難しい。
なおかつ、カウンセリングやセミナーの申し込みに直接つなげるには、ある条件がないと困難です。※ある条件に関しても、後で書きます。
なのにそこで告知や募集を一生懸命すると、余計にスクロールされるだけ。
この虚しい努力を延々と続けていると、やがて心が疲弊していきます。
クロスメディア戦略がSNSマーケティング
SNSというのは、それぞれ単体で集客できるメディアではないと思いましょう。
InstagramならInstagramだけで集客するのは、インフルエンサーとか有名人くらいです。
その人たちの真似をしても、上手くいくはずがない。
インフルエンサーは「自分はこうやって成果が出せた」といって、同じやり方を指導します。
しかし、そうしたマーケティングは時期が違ったり業種が違ったりすると上手くいかないこともあるのです。
インフルエンサーでもなく、セラピスト・コーチ・カウンセラーといった人は、違うやり方が必要です。
どうやるかというと、各メディアをクロスさせるのです。
facebook・Instagram・XなどのSNSを、ブログ・YouTube・ポッドキャストなどとクロスさせます。
ブログ・YouTube・ポッドキャストは、スクロールされる暇つぶしのメディアとは違います。
ブログは知りたい情報を検索してきた人(読む)。
YouTubeはそもそも「動画を視よう」という人(視る)。
ポッドキャストはそのテーマや発信者の話が聴きたいという人(聴く)。
自ら発信している内容に興味を持ち、アクセスしてきます。
いわゆるフロー型の媒体に対してストック型の媒体になります。
また、SNSと違ってスクロールされたらもう読まれないというわけではない。
upした後も、何年経ってもアクセスがあります。
わたしのYouTubeで1万回以上の動画は、数年間かけて視聴されてきました。
SNSの投稿がそうなることはまずない。
そこでストック型にフロー型のメディアをクロスさせる。
フロー型であるfacebook・Instagram・Xなどを、ストック型メディアにアクセスする「入口」とするのです。
SNSはストック型メディアの「入り口」にする
facebook・Instagram・Xそれぞれのマーケティング
facebook・Instagram・Xの活用法は、それぞれ少し違います。
共通する部分もありますが、今回は違いについてフォーカスしていきます。
●facebookは個人フィードとfacebookページを使い分ける
1)個人フィードの場合
facebookは元々、知り合いや友達、家族などと繋がる媒体です。
ですので互いに面識があり、交流もある場合が多い。
そして他の媒体よりもコメント、メッセージなどが使われているコミュニケーション主体のSNSです。
ですので、個人フィードの場合、フォロアーと何らかの関係性があったりします。
(闇雲に友達申請したり、闇雲に来た申請を全部受けている場合は別です←お勧めしません)
私の個人フィードも基本的には仕事やプライベートで会ったことのある人、面識がある人と友達としてつながっています。
個人フィードの場合は、その関係性を活かして投稿していきます。
関係性があるので、比較的個人的な投稿(仕事の様子、自分の考え、日常の一コマなど)もOKとなります。
ただ、ビジネスとして使用するのであれば、この個人的な投稿も内容は考えた方が良いでしょう。
facebookはこうした関係性があるので、InstagramやXと比べると反応が起きやすい。
私の場合、メルマガ読者やセミナー参加者、そしてカウンセリングやコーチングのクライアントもフォロアーとなっています。
だから、そうした関係性の人たちに対して「セミナーやります」「Udemyコース開講しました」という告知をしても、ある程度反応を得られるわけです。
なぜなら、そういった人たちは既にこちらを知っていて、ある程度信用ができているからです。
2)facebookページの場合
facebookには個人フィードの他にfacebookページがあります。
こちらは簡単にいうとwebサイトのfacebook版みたいなものです。
投稿や固定投稿もでき、広告も使えます。
個人投稿は原則ビジネス使用禁止となっていますが、こちらのfacebookページはOKなので、思いっきり情報発信を投稿できます。(しかし、告知のオンパレードはやめましょう)
情報やメッセージのコンテンツ発信は、こちらで積極的に行いましょう。
そして、facebookからYoutubeやブログなどのストック型媒体にリンクを張り、じっくりと情報に触れてもらいます。
●Instagramはリール動画で拡散を狙う
Instagramは動画投稿をお勧めします。
アルゴリズム的にも、文章&写真のフィード投稿よりも優遇するとmeta社も匂わせています。
具体的にはリール動画がお勧めです。
いわゆるショート動画ですが、リール動画の良さはその拡散性にあります。
タグのワードから、短時間に多く視聴される仕組みなのです。(一部にはTikTokに対抗したとも)
そしてfacebookのような関係性がフォロワーとはないので、告知や募集はしない方が良いと思います。
むしろコンテンツ発信を中心にして、ストック型のメディアに来てもらう入り口にしましょう。
●Xは文字投稿中心でコンテンツを発信する
Xは動画よりも文字投稿の方が投稿のインプレッションなどのデータは良いので、文字投稿中心でいいと思います。
たまに動画など、変化を持たせるのも良いでしょう。
私はfacebookページやInstagramのリール動画、そしてYouTubeのショート動画に使用した動画を時々Xにも投稿します。
(各メディアは利用者属性が違うので、動画などは使いまわしても大丈夫です)
Xはリポスト、引用ポストによる拡散性の高い媒体なので、それを企図します。
そして価値提供型のポストとたまに動画ポスト、そして他メディアへのリンクを張ります。
Xはブログとの相性が良いようです。
推測ですが、文字投稿が比較的読まれる媒体なので、文字媒体のブログのリンクはクリックされやすのではと思っています。
ただXもフロー型の媒体なので、長文投稿は関係性の出来ているフォロアー向けにしましょう。
そして直接Xで告知や募集をしても、やはりフロー型なので新規獲得は難しいでしょう。
ですがXはfacebook同様、コメントなどのコミュニケーション機能が比較的使われるので、そうした関係性のあるフォロアーの人たちに対しては、一定の反応が起こることはあります。
しかし、やはりストック型のメディアに誘導し、そこからメルマガを登録してもらって、メルマガで告知する方が反応があります。
カウンセラーに合ったSNSマーケティング
心理カウンセラーというのは、独特の信用構築が必要です。
一般的に物を買ったりサービスを受けたりする購入動機と違い、人生の困り事、悩みを解決したいという動機です。
そうした方々の申し込みにつながるには、デリケートで深い信用構築が不可欠です。
人生に悩んでいる人たちは、とてもネガティブな感情にも悩まされます。
そうした精神状態で情報を調べるので、信用構築につながる情報、その伝え方も考えなければなりません。
心理カウンセラーの場合「こんなすごい実績や資格があります」というアピールはあんまり必要ありません。
それより、深く悩んでいる人たちはカウンセラーの発信するコンテンツをとても真剣に読みます。
実績や資格にはそれほど興味がなく、発信する内容をじっくり読んで決断します。
だから、従来の「目を惹く(魅せる)マーケティング」や「振り向かせるマーケティング」ではなく、「納得できる」「信頼できる」「気づき・発見があった」というコンテンツかどうかがカギです。
信用構築はYouTube・ポッドキャスト・ブログで
フロー型の媒体を入り口にし、ストック型の媒体に来てもらいましょう。
そこでSNSのようなスクロールとの闘いをするのではなく、どれだけじっくりコンテンツに触れてもらえるかを気にしましょう。
YouTube・ポッドキャスト・ブログはSNSとは違い、自ら情報を探している人がアクセスします。
動画、音声、文字のその情報に興味がある人が自分からアクセスしてくるわけです。
このブログ記事を読んでいるあなたも、検索や私の他メディア、あるいはアメブロ内で見つけてくださったのではないでしょうか。
つまり、カウンセラーの集客、SNS、マーケティングというテーマで、何かを知りたかったのではないでしょうか。
そしてお気づきだと思いますが、このブログ記事にはYouTube動画が埋め込んでありますよね。
このブログからそちらもどうぞとなっています。
ブログというのはこうしたことも出来るので、やり方によってはクロスメディアに向いていて、分厚いコンテンツに変身させることもできるのです。
そしてYouTubeの概要欄にも他の媒体のリンクを張り、ポッドキャストの説明欄でも同様にします。
こうしてあなたのメディアを渡り歩いて頂くことで、それが信用構築につながっていきます。
しっかりとした情報発信ができるのであれば、こうしたクロスメディア戦略によって信用構築が進み、メルマガ登録につながります。
そしてメルマガ読者になって頂いた皆さんにも、今度はこちらから情報をお届けすることができます。
メルマガ登録後のクロスメディアマーケティング戦略
一般的にはメルマガに登録して頂いたら、情報配信を続けてさらに信用構築を図ることで申し込みにつながるとされています。
その事自体、間違ってはいないのですが、昨今は「プラスアルファ」が必要です。
それはメルマガ内に動画や音声などのリンクを張るのです。
「今回は動画で解説します」といってYoTubeに来てもらったり、詳しくはブログでといってブログのリンクを。
さらに「音声による解説を」として、ポッドキャストのリンクを張ったりします。
メルマガは基本文字だけの媒体なので、動画や音声にくらべると最後まで読まれる率がどうしても低くなります。
また、昔に比べて今はメルマガはたくさんあるので、一人の人が複数のメルマガを読む時代。
競争が激しくなり、読まれなくなる率も高い。
だから「変化を出す」意味でも、文章だけでなく動画、音声、多媒体も見てもらう。
つまり、メルマガ読者の人にもクロスメディア戦略を活用します。
とにかく売り込まず価値提供を
SNSでガンガンにフォローして、その後、バンバンと告知、募集を連打する。
あるいは、相互フォローしてちょっと相手とやり取りしたらすぐに告知の協力やリンクメッセージを送る。
起業塾やコンサルタントがそういう指導をしているようです。
これははっきりいって、自ら信用を失うようなもの。
すでに多くの既存客や濃いファンが多くいるインフルエンサーなら通用しますが、凡人の私たちが鵜呑みにしてやったら、失敗します。
私たちはそういうインフルエンサーと比べれば、ある意味、弱者です。
だからこそ、弱者には弱者のマーケティング戦略というものがあります。
私は20年、それでやってきているので、弱者でもやり方次第で集客はできるといえます。
じっくり必要な時間をかけて信用構築を行う。
そうすると、こちらが告知や募集をしなくても、向こうから探して見つけて「お願いします」と申し込んできます。
皆さんは「ブログ読みました」「YouTubeを視て」「ポッドキャストの話を聴いて」と、自ら探して自らの意志で申し込んでこられるのです。
カウンセラーにはこうしたコンテンツ主体のマーケティングが合っています。
廃業しないで長く続けるための
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カウンセラーにはカウンセラーに合ったマーケティング戦略がある。
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