〜無関心が不幸な日本の未来につながる?〜

 
ある興味深いYoutube動画がありました。
 
現在のイギリスと日本が似ているんじゃないか?
 
という視点からイギリス人の友人に話を聞いている動画。
 
その中でイギリス人20代の男性が、カメラの前で話していた。
 
「結婚も、子どもも、もう考えられない。生きるだけで精一杯」
 
彼の言葉に、現在の世界の状況に胸が苦しくなった。
 
 
 

物価が高騰し、給与はほとんど上がらず、家賃は信じられないほど高い。


キャリアでつまずけば、人生は終わりかもしれないというプレッシャー。


彼は「子どもはいらないし、結婚もしたいと思わない」と言う。

 

でも、これって…


どこかで聞いたことがあるような気がしない?

 

 

 

日本も気をつけろ。イギリスの現状が想像以上にヤバすぎた

バカイト【Bakaito】 さんより

 

 

イギリスの現実と日本の「予告された未来」

 

イギリスは今、社会の根本が揺れている。

  • 若者の貧困

  • 中小企業への重税と支援のなさ

  • 急激に進む物価高

  • そして、文化摩擦を生む移民問題

これらすべてが絡み合い、社会全体に疲労感が漂っている。

 

そして、その根底には――


「政治に対する無関心」 があると、動画の中では語られていた。

 

 

 

投票率が低い国ほど「幸せ」を感じにくい?

 

北欧の国々――フィンランド、デンマーク、スウェーデン。


これらの国は、世界で最も幸福度が高い国として知られている。


そして同時に、選挙の投票率がとても高い国でもある。

 

一方で、イギリスの投票率は約60%、日本は約50%。


特に若者の投票率はさらに低く、20代では30%台というデータも。

 

「投票率」と「幸福度」。


まったく関係なさそうなこの2つが、実は深いつながりがあるのかもしれない。

 

 

 

 

実際のデータを見てみると以下の通りです。

 

世界幸福度報告書

出典:
World Happiness Report 2024 テーブル
© 2024 Sustainable Development Solutions Network. Licensed under CC BY 4.0.

 

 

投票率ランキング(OECDべース)

*棒グラフ左側に幸福度ランキングの順位を入れました。

 

出典:Figure.nz(CC BY 4.0)

※このデータは、ニュージーランドの非営利プロジェクトFigure.nzが提供しているもので、
誰もが自由に活用できるよう公開されています(CC BY 4.0)。

 

 

例外もありますが、このデータを見ると

 

やはり、「投票率と幸福度には関係性がある」

 

と考えられるのではないかと感じました。

 

具体的に言えば、投票率が高い国は国民幸福度が高い傾向にあるということ。

 

動画でも語られていましたが、投票するという行動は、

 

「私たちは政府のやっていることを、ちゃんと見てますよ」

 

という、国民からの無言のメッセージなのかもしれません。

 

そのメッセージが結果的に、政府の透明性や、

 

私たちの暮らしやすさへの取り組みを後押ししているのではないでしょうか?

 

「どうすれば心地よく暮らせる社会になるのか?」という問いに対して、

 

このことは、ひとつのヒントになるように思いました。

 

 

 

無関心は“静かなあきらめ”

投票しないこと。


それは「誰がやっても変わらない」というあきらめかもしれない。

 

でもそのあきらめが、「変わらない現実」を作り出してるのだとしたら――?

  • 保育も、介護も、支援も届かない

  • お金があっても将来が見えない

  • 声を上げる人が減るほど、「聞く耳」は閉ざされていく

 
 
 

「未来を変えたい」と思ったら、まず関心から。

 

難しい政治の話なんて、正直わからない。


でも、「今のままでいいのか?」と思う瞬間があるなら――

 

その気持ちこそが、最初の一歩。

 

未来を変えるのは、偉い人じゃない。


“わたし”が、そして“あなた”が、「どう思うか」からすべては始まる。

 

 

 

無関心が、日本の未来を決めるかもしれない。


でも、関心があれば、未来を変えられるかもしれない。

 

 

そんなことを、私はイギリスの若者の言葉から教えてもらった。


この国の行き先は、まだ私たちの手の中にある。