私が婚活をがんばっていたときに、一番応援してくれたのが名古屋に住む伯母でした。私は西宮の実家に住んでいましたが毎週毎週伯母に呼ばれてはお見合い活動をしていました。

簡単ではありますが、写真館でお見合い写真も5冊ほど作ってもらい当時の自分としては万全の体制でお見合いに臨んでいましたが、なぜかなかなか上手くいきません。そんな数あるお見合いの中から忘れられないお相手をご紹介していきたいと思います。


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彼は、待ち合わせのホテルのロビーに少し遅れてやってきました。

仕事で遅れたのか、道が込んでいたのか?なにか言い訳っぽいことを言っていましたが、何よりも彼のファッションに目が釘づけになってしまい、私はなにも言えなくなってしまいました。

なんと、彼はお見合いの席に「普段着+つっかけ」でやってきたのです!

伯母様???いったいどういうことですか?これは!

そのころの私は伯母様にたよるお見合い回数も2桁に入り、自分自身もお見合い慣れ・・・というか、だんだん「お見合い疲れ」してきた頃ではありますが、いくら2桁めの私のお相手でもこれはちょっとひどくありませんか?

なのに、伯母様も、男性の仲介者のかたも、軽くお茶とご紹介だけしてお帰りになるとおっしゃいますうう(/TДT)/「あとはお二人で・・・」なんていつも聞きなれたご挨拶もこんなTPOもなっちゃいないオッサンと残されてはどうしていいやら困りますう。

仕方ないので、時間だけでもつぶさなくちゃとお仕事のお話を伺うことにいたしました。どうやらオッサンは中古車を海外に輸出するお仕事をご自身でなさっているようです。車と一緒に「人身売買」でもしてるようなたくましい風貌ではございましたが、とてもそんなことは言えません。どうやら私が真剣にふんふんと聞いてさしあげているのがうれしいのか、オッサンはご自身のことを一生懸命にお話します。

そんなに、必死に唾とばさないでください。臭いです。

気が付くとお茶だけですっかり日が暮れてしまいましたわ。ああお腹すいた汗

「そろそろ出ましょうか?」
「よかったら何か食べに行きますか?」と彼は言いました。

なんか彼のほうは機嫌よさげです。通常お見合いでは最初はお茶だけで帰りますが・・・お鮨なら軽くおよばれしてもいいんじゃない?ずっとお話聞いて疲れちゃったもの。

「どこかご存知のところがあるんですか?」と私ききましたら

「いや~この辺はわしはわからんので、その辺の居酒屋でどう」

「・・・(-""-;)かえります」


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今でも忘れられない悪夢のようなお見合いでございました。

でも、あれがお鮨だったら逆に危険だったかも!!

紳士淑女のみなさま。たとえ「カジュアルでいいわよ」といわれても、結婚したければ、それなりにいつもきちんとした身だしなみをお忘れなくドキドキ