「アルジェリア邦人拘束」事件と言われている、武装集団による人質立て籠もり事件だが、情報が交錯して内容が不透明なままだ。
どうも、アルジェリアの隣国であるマリ北部の武装集団がフランスの空爆を受けジリチンになり、状況打開のためめにアルジェリアに侵入し、先進各国の国民を人質にして武器を購入する資金を得ようと画策したものらしい。
ここで問題となるのは、武器は誰から買う予定なんですかって事だが、それについてはどこにも出ていない。
普通に考えるとシナ辺りではないかと考えている。
アフリカで武力闘争が多いのは、戦後各植民地が独立を果たしていく時、元の宗主国がテケトーに国境線を定めて独立させたため、民族の混在や分断が発生し、その為に国内での民族間の勢力争いが絶えないのだそうだ。
中央アジアでも同様らしい。
欧米諸国のいい加減さ、不真面目さがよく現れている。
ようするに、自分達に利益が無い以上どうでも良かった訳か?
独立時の国境線の設定は非常に困難で胆力のいる作業だったろうとは思うが、宗主国の責任として果たすべきそれらの労を惜しんだ訳だ。
そのうえ、独立時には投資分を請求までしているのだから、まさに泥棒に追い銭だろう。
朝鮮辺りは何時まで経ってもガチャガチャうるさいのだから、戦前の我が国の投資分を請求してやりたくなるが、一応そこいら辺は国際条約に於いて解決済みだ。
条約を反故にしたいのは韓国側なので、何時までも喚き散らすなら条約を廃棄して請求書を渡してやればいい。
話が逸れた。
朝からテレビを見ているのだが、アルジェリアの事変についてはどこも報道していない。
何なんだろうね。この国は。
新しい情報が出て来ていないのは解るが、今週の重大ニュースとか謳っておいて、やれ雪が降っただの何だのとはしゃぎまくるばかりで、アルジェリアについては一切触れないのはあまりに異常だ。
東京でも今まで雪が降ったことなど何度もあるし、10センチも積もれば交通機関が麻痺することなど、あちらに住んだことがあるものなら誰でも知っていることだ。
そして、僅かの雪でも都会人がはしゃぐのも知っている。
まあ、長野県人が海を見ると一斉に騒ぎ出すのと同じ現象だろう。
別に悪い事ではない。
だが、そんな定型記事より、アルジェリアの方が大事ではないのか?
その国家観のなさ、同胞意識の希薄さは怖気を覚えるほどだ。
一昨夜未明、アルジェリア政府は武装集団に対して強行突入を実行したらしい。
犯人も人質も多数死んだらしいとのことだ。
どれくらいが助かったのかまだよく解らないらしい。
人質の国籍は多数に渡り、特にどの国が多いのかは解らない。
少なくとも、特定の国籍のものを狙ったという事ではないらしい。
本当に単にお金が欲しかったのだろう。
この強攻策については、米英政府は聞いていなかったようで、アルジェリア政府の独断実行であったようだ。
そのことについて、昨日数人と話をしたのだがその反応が面白かった。
「アルジェリアは、米英に断りを入れずに突入したらしい」
「大丈夫なの?」
聞き方が悪いが、答えもおかしい。
「だって主権国家だもの」
「それもそうか」
まあ、それだけのことです。
戦後レジュームの根深さを感じました。
この強行突入は、ある意味先進諸国をも救った判断ですし、むしろアルジェリア側が独断で強行したという方が都合が良かったことでしょう。
犠牲者のよりすくなからんことを祈ります。
それにしても、海外に行くと言うことはそれだけでリスクを伴うことだと皆認識するべきです。
しかし、どんなに危険だろうと、渡航を止めることは出来ないのだという。
こういう方々を単に自己責任と断じるのか、危険を承知で他国のために貢献しいている人とみるかは考え方の違いでしょう。
私は後者でありたい。
しかし、未だにシナにいる企業人は単なる自己責任だと思っています。
所謂「馬鹿」ですね。