『政界再編と憲法問題』倉山満先生 AJER2012.1.27
なんにしろ、解散の前には総裁選挙が必要だと思います。
本当の与党と野党は、憲法論ではっきり色分け出来るというのは理解出来ます。
戦後受益者で、アメリカと手を切って中共と組みたい者と、戦後を精算しアメリカと組みたい者、つまり最終的に民族として自立を目指すものとで色分け出来るという説明は、はっきり言って私の考えと同じです。
この点で色分けすれば、多少の考え方の相違はあっても、共闘は可能だと思っています。
それより、共闘しなければ勝てないと考えます。
選挙の争点は、増税などに矮小化すべきでは無く、憲法論であるべきだと言うことは、大いに同意します。
現状、与野党の中で、本来色分けされなければならないものが、混在し不透明となっています。
それが与野党とも不信感を与えていると思えます。
憲法論を軸に争えば、すっきりと色分けが可能だと、私も思うのです。
日本国憲法など、無かったことにしてしまえと言うことは、過激なようで最も正しいことでしょう。
改正など無意味、改悪になるという言い方は、本来間違っているものを部分改正したところで、土台が狂っている土地に、まともな家は建たないと言うことでしょう。
ついでにもう一つ
『宮内庁と日本銀行の闇』倉山満 AJER2011.12.23
歴史的な皇室の危機は、マッカーサーの前に足利義満があると言い、その足利義満を例に挙げ、女性宮家問題を解説しています。
いうに、足利義満の時より露骨でさらに危機的状況であると警告しています。
たしかに、あの時は急死があり危機を脱しました。
暗殺との噂もあります。
足利義満の皇室乗っ取り未遂事件をご存じない方は、動画に簡単かつ的確な説明があります。
その、足利義満でさえあまりに露骨で出来なかったことが、現在行われようとしています。
よく、この御皇室の問題について、陛下のお気持ちお考えに従うと言われる方がおります。
しかし、御皇室や我が国の歴史をちゃんと知っているのであれば、そのお考えは自明のことと思います。
陛下のお考えに従うというと今この状況で言う事は、私は日本国民として陛下に甘えているのだけだと思います。
陛下は今もその重責をはたされ、私たち国民のために祈りを捧げられております。
その私たち国民は、陛下と御皇室を今こそお守りしなければならないはずです。
女性宮家の創設を阻止し、皇室典範の改悪を阻止し、旧宮家の皇族復帰を果たさねばなりません。
御皇室をお守りすることは、我が国を守ると言うことです。
この国には日本を滅ぼそうという人たちがいる、そのことを理解した上で戦わなければならない。
その通りだと思います。
彼らは、権力を行使し、外患を誘致して、この国を壊そうとしています。
隣国に、気の許せない、許しがたい国家がいくつかあります。
しかし、歴史的に隣国とは常にそのようなものではないのでしょうか。
その国の勢力に口実を与え続け、我が国に危険を引き入れている勢力があります。
我らこそ、私たちの真の敵なのです。