私は、多分人が見れば右翼というのだろうなと思い、右翼を自称していますが、左翼って何なんでしょう?
以前よく言われていたのは、保守と革新でした。
現在の民主党は以前より保守を自認しておりましたが、現状の状況を見る限り保守とは思えません。
保守を現状維持とみなすならば、革新とは現状の変革を求めるということであり、どのように変革を求めるかが問題であろう。
多くの人は現状に劇的な変革を求めてはおらず、長期に及ぶデフレ不況の中で閉塞感を感じ、それを打破するための変化を望んでいた。
それはあくまでも、資本主義下での自由思想を維持したままでの変革であったろう。
いわゆる革新と呼ばれた勢力は、社会主義思想を持っていることは理解はしていたが、この国を完全なる社会主義国家にするなど、誰が想像していただろうか。
日本は、戦後最も成功した社会主義国家であると揶揄されるように、その民族性もあいまって社会主義的な政策を実行してきて、それなりの成功を治めてきたのだと思う。
実際において、純粋なる社会主義国家の運営という実験は、旧ソビエト連邦の崩壊を持って失敗に終わったのだから。
社会主義あるいは共産主義とは、私には区別が付かないのだが、結果の平等を目指しているのではないかと考えていた。
それに対して我が国が希求した制度は、機会の均等であって、結果は個人の能力によるというものだ。
ここにおいて、能力の劣るものという言い方は御幣はあるのだろうが、実際社会的弱者は存在してしまうので、彼らに対する保護策を手厚くすることで、社会全体の不満や不平等感を緩和し、国民全体の幸福を追求してきたのだろう。
それにより、かつては人口のほとんどが中産階級という国家を創造してたのだ。
いわば、持ち合い助け合いの社会を作ってきた。
多分に、民主党を支配しているのは社会主義思想であり、その実現を夢見ているのだと思う。
社会主義思想とは何か、実は良く知らないのだが、絶対権力者の存在の否定、つまり唯物論的宗教の否定、労働対価に於ける結果の平等と思っている。
ようするに、現状の権力を持つものはすべて否定しており、王政帝政は当然のこととして、資本家の否定、政府の存在自体も否定しているのではないのだろうか。
彼らの目指すものは、現在の政治制度を否定しているので、とにかく政府のやることはすべて否定しようとする、原発しかり、飛行場(成田空港とか)建設しかり、
軍や警察などもってのほかだろう。
それが公共の福祉や安全に関わろうとも関係ないのだ。
政府が安定すれば、敵が強くなるだけなのだから、そのようなことはことごとく阻害するに違いない。
現政権による在日問題についても、単に彼らの地位云々など興味は無いに違いない。単に、一般の保守的日本人が嫌がることを率先してやっているに過ぎないのではないだろうか。
彼らが目指すものは、この国を焼け野原にすることだけで、その為に利用できるものは利用しているだけなのではないのだろうか。
日本を解体し、それにより相対的に他国に対してこの国がどうなろうと想起出来ないに違いない。だから彼らは外交に興味は無いのだ。
最終的に彼らの目指すものはなんだろう。
革命とは何か。
話はそれるが、革命とは笑える。
革命とは本来易姓革命であって、市民革命とは単なる当て字である。
市民の命(命令)が変わるのであれば、議会制民主主義下においては、選挙により常に実行されているのだ。
あえて血を流すことを求めるのは、いささか短絡的におもえる。
しかし、無血革命は密かに進められている。
話を戻そう。
彼らの求める革命とはなにか。
私は、彼らほど高尚な思考回路を持っていないので創造するしかないのだが、ようするに既存の政体秩序制度を完全に破壊し、彼らの理想とする新たな秩序を構築することだろう。
社会主義とは、労働対価を平等に分配することだとしたならば、誰がそれを決めるのか?
ようするに、その分配のより上流にいて、より多くの利益を得たいとか、分配する権力を得たいとか、そういった下等な思想を持って進めているのではないか?
権力を否定しながら、自身はより強い権力を希求するという自己矛盾は気にはならないのだろう。
面白いことに、より平等な社会を目指すといいながら、社会主義国家はみな一党独裁である。中国は違うという意見もあろうが、事実はそうであろう。
等価の分配には強力な権力がいるということであり、多くの不満を抱えているという証左ともなろう。
社会主義国家は、国民の幸福には寄与できなかった事は、先の実験で実証されていると思う。
それでもその実現を求めているとするならば、それは国民全体のためではなく、自身等の利益のためではないのだろうか。
元々の右翼と左翼とは、体制派と反体制派であり、フランス革命時においては、王党派と市民派ではなかったろうか。
保守が現状維持や復古主義だけではなく、現状の発展を望むものも含むとするならば、革新とは市民にとって、明確な敵といえるのではないだろうか。
私は、一部の権力志向の破壊者の欲望を満たすために、今の生活や社会制度、国家自体を失うことをよしとはできないのだ。
民主党を見てみるがいい。
彼らのしていることはなんなのか。
まさに利益の分配であり、それも自分たちに近しいものに優先的に行っている。
それは、組合員であり、在留外国人であり、それに連なる国家に対してである。
その対価を求めるに、仲間以外の一般国民から搾取することのみに汲々としているのだ。
彼らは国家を経営する意思などない。
被災者を救済する意思すらないのだ。
そうそうに、下野消滅を希望する。
触法者は刑務所へ。