正直、予想範囲内でした。
臨界を制御できなくなるために、
燃料溶融が問題なのであって、
再臨界は、予想範囲でしょう。
再臨界抑制するために、水の注入と冷却を行って来たのですから。
問題は、臨界の規模ですね。
本来、システムが壊れた時点で、
つまり、燃料が溶融した時点で、
燃料集合体間に、制御棒を割り込ませる事が出来なくなりますから、
臨界が止められなくなるようです。暴走します。
それが、もっとも問題なのですが。
多分、水を回す事と、冷却することで制御しているのでしょう。
今の状況で、再臨界の可能性が見えたという事は、
概ね、臨界の制御に成功しているという事だと思います。
燃料が炉外に溶出している可能瀬が高いので、
それでも制御が出来て来たと言う事は、
概ね、統御に成功してきているのではないかと想像しています。
それに秘匿はしなかったようですから、よい傾向でしょう。
疑い出せば、キリはないのですが。。。。
とにかく、現場の方々は、必死で努力されていますので、感謝しています。
しかし、現場環境の劣悪さについては、かなり指摘されていましたが、
現在は改善されているのでしょうか?
季節が自然に変わるように、報道されなくなってしまった事は、残念でなりません。
これは、長い戦いになると思います。
東電一社に任せていてよいのだろうかと、危惧しております。
本来ならば、福島第一原発だけでなく、
各電力会社等が保有するすべての原子力発電所及び関連施設を、
各電力会社から分離統合して、政府の一括管理下に置くべきだと思います。
理由は簡単で、今回のように事故が起こった場合、マンパワーが不足してしまうと
制御に疎漏が起きる可能性を否定できません。
今も、現場は限界状態の緊張感の中にあるに違いありません。
全体の規模を大きくすることで、人材・資材・資金の集中配備が
容易になると思うからです。
原子力行政・エネルギー政策を、
今後どうするかは、考えて行かなければなりませんが、
今ある原子炉は消えてなくなりませんし、事故が継続中の福島第一原発を
どうするかが火急に対応すべきことだと思います。