人形作家の「誰でも簡単に」とか「短時間で」とかいう言葉をあまり信用しないほうがいい。

なぜなら、手間や技術のモノサシが明らかに素人とは違うからだ。

 

ドール用品を片付けていたら、こんなものが2本も出てきた。

これはアクリル絵の具のうすめ液なのだが、

普段、水を使ってるこころんにはあまり馴染みがない。

 

使うとしたら、エアブラシ使う時??

これは「早くボディだけでも仕上げちゃいなよ」という神様からの啓示!?

 

と、思い立ち、ボディを研磨してお手入れすることにした。

 

タイトルを読んで「巻藁ってなに?」ってなった方、多いと思います。

巻藁というのは、要するにパーツ立てのことですね。

↓こんな感じの。

あ、ちょっと怖い。

でもこんな画像しかなくて……。すんません。

 

これはドール作成に欠かせないものなんですよ。

が、一般的には売ってません。

Amazonで「巻藁 人形」と検索すると、わら人形が出てくるですよー((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

ので自作するしかない。

もちろん、藁は入手困難。

 

で、人形師の吉田良さん著「吉田式Ⅱ 球体化b説型人形 制作指導書」にある代用品を作りました。

 

まず、パーツを立てる段ボール箱(作成するドールの大きさを考えて大きさを決めます)と不要な段ボールを用意します。

ホームセンターで買った大量の段ボールが活躍したわ。

梱包用に買ったんだけど、出番がなくてw

 

↓そして細いヒノキの角材。

 ドールのパーツの大きさによって変えます。

 

中に詰める段ボールを高さを合わせて丸めてテープで止める。

 

たったそれだけの作業に

4日間もかかったですよ!((o(-゛-;)

いや、もう、段ボールの固いこと固いこと。

梱包用の段ボールは軟らかすぎてパーツを支えられるかどうか、

却って不安になった。

↓完成!!!

つ、疲れた……。

しかしこれはまだ制作段階のほんの入り口。

次はボディを研磨するところから始めます。