横浜・馬車道にある神奈川県立歴史博物館では、広重没後150周年を記念して「広重が描いた日本の風景」が開催されています。日程は次の通りです。
     前期・7月28日(土)~8月19日(日)
     後期・8月23日(木)~9月17日(祝)
博物館所蔵の丹波コレクションを中心に前期は「東海道五十三次(永保堂版)」
後期は「六十余州名所図会」が展示されます。

猛暑の続く横浜ですが、博物館で自然が豊かだった頃の日本の風景を楽しんでいると心が涼しくなる思いです。「金沢八景」や「湘南」を描いた作品もあり、見慣れた風景の嘗ての様子を知るという楽しみもありました。江ノ島など今もあまり変わっていないので嬉しくなります。浮世絵の中の19世紀の日本はとても涼しげに感じられました。


                    
  
        
博物館前の馬車道通りに平成15年2月に設置されたガス燈、イギリスのシェルフィールドパーク内にある古いタイプのガス燈と同じ物だそうです。馬車道の雰囲気にとてもよく合っています。
            
博物館裏にある古いビル、ファイアー・エスケープ(非常階段)がビルの外壁に取り付けられています。今では珍しい貴重な建物になってしまいました、その為よくドラマの撮影等でも使われる場所です。
               
横浜の老舗レストラン馬車道十番館の入り口には、牛馬の水飲み場が今でも残っています。馬車が活躍した時代には、きっとこのような水のみ場が沢山あったことでしょう。馬車道は古いものが随所に残った横浜らしい街です。