※これは塩山食品の製品です。

これは日本で一番大きな“油揚げ”です。大きさはおおよそ23cm四方、厚さは7~8mmあります。
あまり大きいので書見台に立てて撮影いたしました 

熊本の玉名郡南関町の名産品です。
油揚げと言っても、通常のものと違い水分がほとんどありませんのでパリパリしていて、常温で3カ月の保存がききます。味は油揚げより大豆の味が濃く、さらに食感がちょっと違います。ふっくらしているのに歯ごたえがあるのです!この歯ごたえが油揚げのはない特徴です。
この食感が大好きです。私は料理が得意ではないので味噌汁に割りいれて使うだけですが、この南関あげの味噌汁が大好物です。 

文献によると南関あげは、江戸時代初期・1637年ごろ、四国伊予松山から移住した人が伝えたといわれています。また17世紀の『本朝食鑑』によると、豆腐を薄く切って水気を取り、油で揚げるという現在と同じ製法が記載されていることから、当時は保存食として大いに作られていた事がわかります。松山には南関あげより小ぶりな『松山あげ』があります。