連合艦隊司令長官山本五十六は
ポーカーの名手だったと聞いた事がある。
その際の心構えは、
一割~二割、勝てばおんのじ、
と思うことだそうである。
欲を出してはいけないということである。
これは株式の投資にもいえるのである。
この半年間、株式は順調に上げ、
特にこの一カ月は急激に上げ、
もっと買っておけばもっと儲かったのにと思い
早めに売って儲かった人でも、
もっと儲けたいと、また買ってしまうのである。
そしてわずか一週間で、
この一カ月間の値上り分を下げてしまったのである。
そして今までの儲けは泡と消えたのである。
昔、電電公社という国営の電話会社があった。
その会社が民有化され、
株式が売りだされた。
一株七十万円位だったと思う、
私はこれを二株手に入れる事が出来た。
これが世にいうNNT株である。
NNT株はその後三百三十万円位まで上げた。
NNT株は世の話題となり
新聞の声の欄に「政府はもっと困っている人に売るべきだ」
などと意味のわからない意見まで掲載された。
私もある集まりで「持っている」とちょろと口に出してしまい、
あっという間に話は広がってしまい、
株の神様扱いにされるは、
妬まれるはで、少しだけ人間の怖さを見た気がした。
何事も、ピークを迎えたら後は落ちるだけ、
その後NTT株は下げに転じ、
第二次NNT株の売り出しで普通の株になってしまったのである。
私はピークの手前二百五十万円位で売り
五百万を手にしホンダなど有名企業の株式に投資し
千三百万円まで増やしたが、
その後に買った株が下げ、
もとの百五十万円に戻ってしまったのである。
ま、これまで楽しませてもらったとあきらめ、
株はプロに任せるべきと思ったのである。
株は所詮紙切れである。
前にも書いたが、
私は自分で収入を得るようになって、
誰が買っても儲かる時期は
今度で三度目である。
そしてその期間は短いのである。


