2年前の話
受話器を取ると姪からだった。
「私、携帯小説で大賞とったんで、こんど本が出るんですよ~。」
「おじさんのとこ、書いてるんで一応言っておこうかと思って」
「へ~良かったね~すごいじゃない!!」
とその本が届くのを楽しみにしていたが
さすが今どきの子、一向に本は届く気配がないので
書店まで買いに行った。
携帯小説コーナーにその本はあった。
二十歳そこそこの子が寝そべりながら携帯で書いたという
小説がこんな本になるという時代なんだね~。
話は、兵庫県のとある男子高校生と女性教師の恋と逃避行
私の住む藤沢も舞台になる。話に多少無理はあるが、
心の葛藤の表現、その情景描写は我が血筋ながら
これは天才じゃないかと思えた。
私にはもう一人姪がいて、
この子も天才なんだがその話は又の機会にとっておこう。



