トカゲの香水瓶
ルネ・ラリック 1912年
この年ラリックは52歳であった。
1908年に香水商のコティに香水瓶製作の
依頼を受けたのを機にそれまでの
人気の宝飾家からガラス作家に転向し
1945年に85歳で没するまで実に300種
以上の香水瓶を製作する。
ガラス作品の製作における鉄則は
ガラスの厚みを均一にすることである。
ガラスが冷えて収縮する時、厚みの薄い
部分から冷えて収縮が始まるため
引っ張られバランスが崩れ、クラックが
入る原因になるからである。
ラリックはガラスの製作のセオリーに果敢に
チャレンジした。
トカゲの香水瓶はそういう作品である。