ルネ・ラリック 1912年
ルナリア、和名は小判草といい
ドライフラワーにして絹のような
光沢のさやを鑑賞する。
ラリックはさやの中の種のふくらみを
瓶の内側に表現するため内側にも型
を作り外側と内側の型でガラスを挟み
込むようにプレスした。
内側に型があると瓶は取り出せないので
まず漏斗状の物を作り、後から底板を溶着し
瓶を作った。
そして花の形に縁取られた溝に、
黒いエナメルを塗布し低温(約700度)で
焼成し瓶を完成させた。
作った人がいただろうか、
おそらくこういうアイデアさえも、頭に浮かんだ
人はいなかったのではないだろうか
水玉はルナリアの種を表現している
工程が複雑でコストがかかるこの作品には
香水を入れず、瓶のみをバンドーム広場の
自らのメゾンで販売した。
