胆石症・胆管炎をしたことで、毎日、食べると激痛! を繰り返しました。だから、食べることが恐怖になったのです。刺激の少ないもの、脂肪分が極力ないものを選んで食べていました。
 そして、全身麻酔での腹腔鏡手術のあとは、ガスも、便も出なくなりました。術後初めてガスが出たときは、嬉しくて思わず手を合わせました。しかし、便はなかなか出ませんでした。お腹に穴を4カ所あけての手術でしたので、穴を塞ぐために縫い合わせた傷は、お腹に力を入れると痛くて、治りも遅れるため、咳やくしゃみもあまりできません。当然、便を出すにはお腹に力を入れないと出ません。しかも便秘になっています。この矛盾に満ちたジレンマの中、何回もトイレチャレンジするのですが、ことごとく失敗しました。
 その後、何回かに分けて少しずつ、「スッキリ!」となるには、長い時間を要しました。
 「飲み食い出入り」は、一連の流れですが、親神様のお働きがなければまったくうまくいきません。私はこのたび、食べる恐怖と出す恐怖を味わい、その後食べられる喜びと出る有り難さを享受しました。
 改めて身体は親神様からの借り物であるということを思い知りました。
 「いただきます」の合掌。これは昔から自然とやっているのですが、便が出たとき、トイレを流したときに、手を合わせて声に出して「ありがとうございます」を行っています。これからも病気を心の成長の糧とさせて頂きたいと思います。