今日は植物の精霊さんの話をしようと思います。


みなさん植物と聞くとどんなイメージが浮かびますか?

物静かでじっと留まっているように感じるかも知れません。


でも、じつは植物の精霊さんにはとても力強くて活発な精霊さんが多いです。


植物の精霊さんを大切にすることで、植物のパワーをみかたに暮らすことができます。


日本は古来から様々な植物の力をみかたにして生活してきました。

たとえば、七草、ヨモギ、菖蒲、笹、菊、すすき、ゆず、季節の節目に植物の力をいただきます。
植物の精霊さんは、守りの力がとても強く、人の心に近づこうとする好ましくないもの達から守ってくれます。
香りや味や美しさを通して、栄養を届けて力を与えてくれるのです。
栄養と言っても単純なものではありません。
もちろん、ビタミンやミネラルなど科学的に知られているものもあれば、名前のついていない精神世界に通じている栄養もあるのです。


また、植物によって結界を張るということもあります。
麻や稲藁、蓬菖蒲は結界を張る力が強い植物です。


私が感じる植物の精霊さんの姿は美しく伸びる根のようなイメージです。
季節によって澄んだ新緑や深い緑となり、美しく力強くしなやかに暮らしています。
もちろん、地中だけではなく地上でも自由にしていますから、人が心を込めてお願いすると、抱きしめるように守ってくれます。

とっても優しい精霊さんです。

植物は科学的にみても、精神世界からみても人にとって欠かせない存在です。
あらゆる意味で守ってくれています。


植物の精霊さんを大切に暮らすために心がけたいことを一つ・・・。

関東のとある田園地帯を歩いていたときのことです。
田んぼには稲が青々としているのですが、なぜか畦道にあるはずの活気が感じられない。
蛙やバッタも少なく、季節とはにつかわしくない茶色く萎んだ草が。
そして間延びしたスギナの横に形の変わった土筆がありました。
そこには植物の精霊さんの気配がうすく、少しどんよりとしたようで寂しく感じました。
草は刈られることなく、除草剤が撒かれているのが分かりました。

一方、私の知り合いの田んぼでは「田の黒豆」というものを作っています。
これは田んぼの畦で作るのですが、畦の斜面に植えた黒豆がお米を収穫したあとにちょうど収穫時になり、また、この黒豆の根を残して収穫することで、残った根が田んぼの栄養となり、次のお米の出来がよくなるのだそうです。
もちろん畦の草は草刈りされています。

けれど除草剤を撒くのとは違い、畦には活気がありキラキラとして、精霊さん達ものびのびと暮らしています。


除草剤を撒くことと草刈りをすること、なにが違うのかと思うのですが、根を残すことや土に対する影響などが関係しているのかもしれません。


植物の精霊さんは美しく伸びる根のようにしなやかで、力強いです。
ずっとずっと昔から、人はこの優しい精霊さんと暮らしてきました。
昔ながらの知恵や遊び心を大切に、精霊さんを大切に暮らしていきましょう。