カウンセリングサロンレモのブログをいつもご覧頂きありがとうございます。

皆様、こんにちは。

連休をどのように過ごされましたか?

 

春になって気分が明るくなる人もいれば、気持ちがどよーんと落ちこんだり、焦りや不安で眠れないという人まで様々です。

4月から5月にかけてお悩みの相談が増えることがあります。

 

 

脳内物質のアンバランスが心の不調に


 

脳は神経細胞の集まりで、それぞれの神経細胞の間では電気信号を使って情報のやり取りがおこなわれています。

互いの神経細胞間で電気信号を使って様々な伝達物質が行き来しています。

この脳内の伝達物質がバランスよく流れていると心が落ち着いた状態でいられます。

反対にこの伝達物質のバランスが崩れると心が不調になります。

 

 

伝達物質は100種類以上発見されていると言われています。

おもなものは,

アセチルコリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン。

 

伝達物質の働きについて

 

○アセチルコリン・・・目覚め、学習、睡眠、記憶に深く関わっている。アセチルコリンの減少はアルツハイマー型認知症を引き起こす原因といわれています。

 

 

ノルアドレナリン・・恐怖や怒り不安など精神的な作用に深く関わる。集中、覚醒、鎮静に関わる。ストレスに対して戦闘モードになりやる気がでるようになります。ノルアドレナリンの分泌が過剰になるとパニック障害を引き起こす原因となるといわれています。(アドレナリンとの違いについて。アドレナリンは副腎から分泌されるホルモンで、心拍数や血圧上昇などの作用があります。これによって体のパフォーマンスが高まります)

 

 

ドーパミン・・・感情、記憶、思考、理性などに深く関わっている。ドーパミンを分泌することで快感を得る。やる気が起こり、仕事や勉強に集中したり意欲が出る。過剰に分泌されると、飲酒、ギャンブル等にのめり込んでしまうメカニズムに陥ってしまうことがあります。パーキンソン病はドーパミンが不足によって起こりやすくなります。

 

 

セロトニン・・・覚醒、睡眠などの生体リズムに深く関与。精神の安定や安心感、特にストレスに対して効能があります。不足すると協調性の欠如や、意欲の低下、慢性的な疲労、イライラ感、不眠といった症状がみられます。

 

 

 

  セルフケア
 

脳内の伝達物質のバランスを取ることで私たちの心は安定を保たれているのです。

ドーパミンの分泌が多すぎると、統合失調症の発症が起こりやすくなり、少ないとパーキンソン病になりやすくなります。

ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンが多すぎると不安や躁病に少なすぎるとうつ病に。

アセチルコリンが少なすぎるとアルツハイマー病に。

 

脳内の伝達物質の絶妙なバランスがとれていることで、私たちの心が安定して日常を送ることができています。

ですがいつもこのように安定した状態を保てるわけではありませんよね?

時にはとんでもないつらい出来事に遭遇して、眠れないくらい悩んだり、仕事で失敗して落ち込んだり、人間関係のストレスで身体に不調がでることだってあります。

 

ただ、そのような時になんとか身体をケアしてあげて欲しいのです。

不調のサインに早めに気が付いて対処して欲しいのです。

 

自分の身体や心を労わりましょう。

疲れた時は自分に対して優しい言葉をかけてあげましょう。

「今日はよくがんばったね」

「そんなことを言われてとっても嫌だったね?」

「今日はゆっくり休んでね」

 

そして本当にゆっくり休んでください。

おいしいものを食べて睡眠をとって、時には泣いて、笑って、歩いて。

また絶妙なバランスがとれるよう自然の力を信じて。

自律神経の不思議な力を信じて。

 

まずは身体を整えましょう!

 

心のお悩みはカウンセリングやセラピーをいつでも利用してください。

 

東京庭園美術館(目黒区)

 

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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。