カウンセリングサロンレモのブログをお読み頂きありがとうございます。


前回は思考の自動化について書きました。

まずは、何が自分を苦しめているのか知ることが大切です。


今回は自動的に浮かんでくる思考が、止まらないことについて書いてみようと思います。





どうしてあの人は、あんな事を言ったんだろう?

あの人はひどい。私をバカにしている!

あの人は感謝が全然足りない!

あの人は私に謝るべきだ!

でもあの人は謝っていない!


くーーっ頭にくる!


ここまで来て、また一番最初に戻る

どうしてあの人は、あんなことを言ったんだろう?

ぐるぐるぐるぐる

こんな風に考えが巡ると眠れなくなります。

まるでハムスターが回転の輪っかで走っているように。猛スピードで止まれません。


思考というのは、原因を探す性質があります。

なんの原因かというと、それはこの場合

私が今、不幸だということについてです。


この思い込みに対して、

なぜ?私は不幸なんだろう?

なぜ?なぜ?


思考はこの答えを探さないではいられません。

それが思考の性質であり、ミッションだからです。


やがてこの不幸は、あの人のせいだ。

になっていきます。


こうして再びハムスターの回転が始まる🐹



私たちは、この「私は不幸だ」という思い込みの沼からなかなか抜け出せないんですよね〜


ただ、この思考の性質を利用して楽になる方法もあります。

それは、どんな出来事に対しても

ありがたいと言ってみることです。


例えば、

「あの人は私に相談してくれなかった。ありがたい」

ちょっと変な感じになりますが、思考はありがたいと言ったことで、ありがたい原因を探すように回転していくのです。

「うーん、あ、ありがたい???

そうだ私に相談しないて自分でやってみようとチャレンジしてくれたんだー」

「おかげで、私は早く帰れた」

「あ、ありがたいー?うーん、そうだ私も成長するチャンスができたんだ」



「給料が減った。ありがたい」

(おかげで副業でも始めようと思わせてもらった)

「電車に乗り遅れた。ありがたい」

(明日はもう少し早めに出かけようと、生活を見直せた)

なんでも良いのですが、ありがたい、ラッキーだ、と言うことで、こんな風に思考の回転の向きを変えることができるのです。


最初は難しいと思いますが、チャレンジしてみてください。


確実に堂々めぐりの苦しみは止まりますので。


これってごまかしじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、思考はごまかしでも何でも働きます。

実際にやって頂くと視点が変わる瞬間がありますので、面白いと思います。


なんでもいいです。

軽めのものからスタートしてみてください。


☆階段でつまずいた、ありがたい

☆買い物するのを忘れた、ありがたい

☆うわぁー暑い、ありがたい


これを繰り返しているうちに、ありがたい原因探しを、思考がしてくれるようになっていきます。


そして、こちらの原因探しはとても心があったかくなるんです。

しだいに落ち着いてきます。


思考のぐるぐるはゆっくりになり、やがて自然に止まります。


そして、感謝の気持ちで心がいっぱいになることで、身体が軽やかになっていきます。

何があってもうれしいことに気づけるようになります♡




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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。