今月は
埼玉県立精神医療センターの成瀬先生や国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦先生による回復支援施設職員のための薬物依存回復プログラム(2日間)に参加してきました。
依存症の背景にあるものや、病院の取り組み、回復には自助グループが有効であることや、依存症は心の問題が大きくしめていることなどを教えて頂きました。
成瀬先生の言葉にやめさせようとしない依存症治療というのがありました。
『これまで私たちは依存症の飲酒や薬物使用の有無にばかり囚われ、断酒・断薬を強要し、再飲酒・再使用を責めてきた。問題は「やめない」のではなく、「やめられない」のである。
治療者が患者の「症状」を責めていては、信頼関係は築けない。』
(成瀬先生のテキストから引用させて頂きました)
これまでの依存症治療のスタイルとは大きく変わってきていることがこの理由を知って分かりました。なにより大切なのは患者さんから信頼されることなのです。
こころの診療所吉祥寺駅前の村上真紀先生による「発達障害の理解と援助」もとても勉強になりました。
ASD自閉症スペクトラム障害とADHD注意欠如多動症もかなりの割合で存在していることも分かってきました。
(厚生労働省の報告でも発達障害は人口の約10%と発表がありました)
今回、発達障害とアディクションの問題で私たちが支援をする際に気を付けるポイントを教えて頂きました。
また家族支援についてDARCの代表の方のお話を伺いました。
DARC(ダルク)とは、薬物依存症の回復施設で全国に約50か所あり、入所、通所、女性のための施設もあります。12ステップやミーティングが行われています。
今回もたくさんの学びがありました。
ありがとうございました。
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。