カウンセリングサロンレモのブログをお読み頂きありがとうございます。

 

お休みの日に、秋バラを見てきました。

青い空と美しいバラを見たら元気になりました。

ということは、実は私、元気がなかったんだ〜と気がつきました。

普通に生活できていたけど、本当は少し疲れていたんですね。

 

 

見捨てられ不安という言葉を聞いたことはありますか?

 

見捨てられ不安は、周りの人間から自分が見放されるのではないかということに対する強い不安を抱えていることをいいます 。

 

こんな経験はありませんか?

 

* 安心感を得るために相手に必死にしがみついてしまう

* 周りの人が自分を理解してくれないと不安になる

* 相手の反応を見るための試し行動をして、人を振り回す

* 人が離れようとするとひどく裏切られたような気持ちになる

* 孤独感が強く、一人になるのが怖い

* 人に必要とされたい気持ちが強すぎる

* 人に少しでも否定されると、相手を攻撃してしまう

* 相手の言動に一喜一憂する

* 相手を束縛してしまう

 

こういった行動は誰にでも多少あると思います。

しかし、相手に対して離れて行かないように異常に束縛が強かったり、反対の意見を言われただけなのに、相手から嫌われたのでは・・といった不安が強すぎる場合、それはもしかしたら見捨てられてしまうという恐怖心からきているかもしれません。

 

見捨てられ不安を抱えた人は、大切な人に拒絶されたり見捨てられたりすることを恐れて、警戒しながら人間関係を築いていきます。

その警戒心が強すぎるために、人間関係がうまくいかなくなってしまうのです。

見捨てられたくない相手は、子供の頃は親や友人。

大人になると、恋人や配偶者、職場の同僚や上司、友達になります。

 

幼少期にトラウマ体験(怖い体験や、日常的に無視されるような体験)や親との愛着が持てなくて孤独感が強い場合に、なんとかしてつらい気持ちや苦しい感情を味わないようにしようと必死になります。そのため、親の顔色を気にして親の機嫌をとったり、嫌われないよい子を演じてみたりします。

常に相手の気持ちを先回りしたり、その場の雰囲気を察知し気を使い過ぎるため神経的に疲れてしまいます。

本当の自分を見せることができないので息苦しさを感じたり、安心した気持ちを家庭内で持つことができません。

 

本来、子供はどんな自分であっても親から愛され絶対に見放されない、自分を守ってもらえる安心感の中で育ちます。

それによって、本当の自分らしさを表現したり、言いたいことを言ってみたり人との信頼関係を築いていくようになります。

幼いうちは怖い目にあったらすぐに親の元に逃げ込んで、守ってもらい安心感を得ます。

しかし、親がしょっちゅう喧嘩をしていたり、親が夜帰ってこない、両親の離婚、子供を叱る時に「おまえはうちの子じゃない」など脅かして育てたり、また親が病気で家にいない場合なども、子供の心の中に一人ぼっちになる不安感や恐怖心が植え付けられます。

子供にとって親から見放されるということは、もう生きていけないほどの絶望感や無力感を味わいます。それを味わいたくないためだったらどんなことでもします。親の感情に敏感になり、怒らせないように悲しませないように必死になります。

大人になって、恋人やパートナーが自分から離れようとすると、相手にしがみついて、なんとかそれを止めようとします。

自分でも感情が抑えきれずに、パニックになったり、相手に暴言を吐いたり、自傷行為をしたりすることもあります。

 

自分の行動や、反応パターンに気づいてみましょう。

「だから私は相手にあんな暴言を吐いてしまうのか」

「だから私はあの人にしがみついていたんだ」

など自分の依存行動の理由を理解していきます。

自律神経系が整えながら、自分の内側をゆっくり見ていくことが大切です。


 

 

 

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