カウンセリングサロンレモのブログをご覧頂きありがとうございます。

 

朝から雨が降っていてちょっと嬉しいです。

なぜって、新しいレインコートと雨用のスニーカーを買ったから。

梅雨にはこういう楽しみ方もありますょ(^^♪

 

 一時、毒母とか毒親という記事をよくブログなどで目にしました。
「こんなにひどい親に育てられました」
「私の子供時代を親に台無しにされました」
内容を読むと確かに虐待や、育児放棄していたり、本当に子供がかわいそうになる内容でした。
 
私の親は子育てに一生懸命だったと思います。
虐待も育児放棄もありませんでした。
食事の世話もしてもらい、ちゃんと学校にも行かせてくれました。
家族旅行やお誕生日も祝ってもらいました。
共働きで大変な中、育ててくれたことに感謝しています。
 
でも、でも・・・
子供時代、私はとてもつらかったのです。
母の思いやりのない言葉、意地悪な態度、脅かしや、泣いても絶対に慰めてくれないこと、大事にしていたものを捨てられたりしたこと。
 
優しさを提供してくれるはずの親から受けた、意地悪。
愛と憎しみが同居している
何とも言えない複雑な気持ち。
 
「もっとひどい親もいる」
「きっとお母さんもその頃、大変だったのよ」
「完璧な親なんて存在しない」
 
誰かに話してもそんな風に言われてしまうくらい、きっとささいな出来事で、だれもがこんな経験があるかもしれません。
自分が子育てを経験して初めて親の苦労を理解しました。
 
でも、もっとひどいことをされた誰かと比較しても、私のつらさが減ったり、無くなることはありませんでした。
 
「私の親は毒親です」
と言いきれたらどんなに楽でしょう。
虐待があったら自分自身も納得がいきます。
 
でも、愛情や思いやりもあるのに、ひどいことをされるので子供は混乱してしまうのです。
両親は私のことを好きなはず。
私のことを思って厳しくしてくれているんだ。
そんなお母さんが、私を傷付けるなんて・・ありえない。
 
どんなに親を肯定しても、子供の心は深いところでとても傷ついています。
 
では、どうしたらいいのでしょう?
親を許す?
無かったことにする?
 
私がしたことは、
【傷ついた子供の自分を慰める】
でした。
ショックを受けて途方にくれている小さな自分を助けてあげたのです。
怒りたいだけ怒ってもいいよ。
泣きたいだけ泣いてもいいよ。
つらかったね。
 
そして、大人の自分が優しくその子の背中をさすってあげました。
 
 
親を許したくなかったら、許す必要などありませんし
無理に出来事を理解しようとしなくていいのです。
 
傷ついた自分に寄り添ってあげるだけでいいのです。
 
もし、今も親のことであなたがつらいとしたら、
子供の頃、そうとうがまんをしてきたのです。
 
どうぞ優しい言葉を子供の自分にかけてあげてくださいね。
 

#トラウマケア

#アダルトチルドレン