担当のお店がGRAND OPENする日
前回おごってもらった上に
タクシー代まで出してもらったこともあって
Mさんを永久指名して
お店に行くことにした
この日Mさんは正式に私の担当になった
2回目だしお店の雰囲気にも
ホストクラブって場所にも慣れてきた
GRAND OPENを前に
Mさんは幹部になっていた
正直ここの新人は
仕事ができない人ばっかり
代表や取締役の客が来ると
ヘルプに駆り出されてしまう
最初は何ともなく
ヘルプの子と談笑してた
2回目に戻ってきたとき
まじめな話をした
自分の容姿を卑下する発言をしたこと
そんな自分を必要としてくれてるから
今の人が好きなんだって話をした時
Mさんは強く私の手を握って
怒った
「もっと自分に自信を持て、もっと自分を大事にしろ」
「何の魅力も感じてなかったら、2年もたってから連絡するか?」
「営業ならもっとレスポンスのいい子にするだろ?」
ここまで自分のことを考えてくれてる人がいるなんて
思わなかったそれもホスト。
それまでは席を外されても全く何ともなかったのに
また代表に呼び出されて
席を外された時
本当に寂しくなった
気付いたら目に涙があふれて
ヘルプの子にMさんを呼んでもらってた
そんな姿を見て
Mさんは
「ごめんな。寂しかっただろ?俺も早く戻ってきたかったよ。」
って言って頭をなでてくれた
自分の心の中に恋という字が浮かんでいることに気付いた
その後も大盛況の店の中で
Mさんは幹部のお客様のヘルプに駆り出されていった
そのたびに我慢しても我慢しても涙が止まらなかった
帰る時間になって
エレベーターでの送り
何にもしゃべらなかった。ただ差し出された手をずっと握ってた
エレベーターから降りて
バイバイするとき
また涙があふれてきた
Mさんは
「もう泣くなって」
っていうのと同時に強く抱きしめてくれた
そして周囲を確認して
軽くキスをしてくれた。
完全に恋に落ちた瞬間だった。