老人ホームの勤務形態において、避けては通れないのが夜勤の存在である。
多くの施設では24時間体制で入居者の生活を支えるため、日勤とは別に夜間の見守りを行うスタッフが配置されている。
夜勤の形態は施設によって異なるが、一般的には夕方から翌朝までの長時間勤務となる2交替制が主流だ。
この場合、1回の勤務で16時間前後拘束されることになるが、勤務明けの翌日が休みになるなど平日の日中に自由な時間を確保しやすいという側面もある。
また、深夜帯の労働に対しては深夜手当や夜勤手当が加算されるため、効率的に収入を増やしたいと考える者にとっては大きなメリットとなるだろう。
夜間帯の主な仕事内容は、就寝時の介助や定時の巡回、体位変換、おむつ交換やトイレ誘導などが中心となる。
日中に比べるとスタッフの人数は少なくなるが、入居者の多くが就寝しているため、フロア全体が静かな時間帯でもある。
もちろん、急な体調不良やナースコールへの対応など、瞬時の判断力が求められる場面もあるが、一人ひとりの入居者と静かに向き合える貴重な時間でもあるのだ。
最近では、見守りセンサーなどのICT機器を導入する施設も増えており、職員の精神的な不安や身体的な負担を軽減する取り組みが進んでいる。
夜勤は生活リズムの調整に慣れが必要な部分もあるが、介護の現場において欠かせない役割であり、自身のライフスタイルや収入目標に合わせて柔軟に選択できる働き方の一つと言える。
体力が必要と言われる介護職だが、施設をしっかり選べば体力に自信がない人でも働くことが可能である。施設によって受け入れる高齢者の介護度に違いがあるからだ。
特に民間施設の健康型有料老人ホームは自立している高齢者が暮らしている。体力に自信がない人でも働きやすいだろう。
とりわけ激務だとも言われる介護職は、施設によっては早出や残業がたくさんしなければならない勤務体系も珍しくない。
老人ホームなどの施設は、24時間体制で運営しているところも多く、そういう施設では夜勤をすることになる。
とりわけ人手不足が深刻であったりすると、かなり不規則な勤務体系を強いられる場合もあり得る。
介護職員そのものの人数が足らず、各施設では労働力の確保に躍起になっているものの、人手不足を解消するには至っていないため、日勤と夜勤のバトンタッチがうまく行かないということも十分に考えられるのだ。
また介護以外にもさまざまな書類作成などの仕事もこなしていかなければならないため、どうしても残業が増えてしまうという面がある。
特に夜勤の場合は職員体制が日勤よりも少ないため、一人にかかる仕事量も自然と多くなる。夜勤から日勤に引き継ぐときも、仕事が終わっておらずに残業しなければいけないということも考えておく必要があるかもしれない。
さらに、有給休暇の取得が難しく、特に世間が盆や正月で賑わっている最中にも、職員は交代で仕事に入らなければならないこともある。もちろんこれはあくまで施設によって大きく事情が異なるということは言っておかなければならない。
人手不足が深刻な施設も中にはあり、そういう施設では過酷な労働環境に陥ってしまうこともあるということだ。
ただすべての職員がそういうわけではなく、在宅介護の現場で働くホームヘルパーなどは、勤務時間にも比較的融通の利く仕事であるし、老人ホームなども、運営状況が良好で安定した体制の中で働ける施設がもちろんある。
忙しいからこその利点などもあるため、自分がどういったところで働きたいかを考えて就職先を探すのがいいだろう。
介護施設で働きたいと考えている方がはじめに考えるのが、どういった施設があるのかということだろう。
そこでここでは、特別養護老人ホームとグループホームについて触れてみたいと思う。
特別養護老人ホームとグループホームとの違いは、特別養護老人ホームの方は比較的要介護が高めの人が入居するものである。
一方で、グループホームは主に認知症の人たちが入るところであり、みんなでいろいろなことをしようというところである。
世話をするところという意味では同じであるが、入居者にはそのような違いがある。
特別養護老人ホームにもグループホームにも言えることは、雰囲気がとても大事であるということだ。
それは入居者の心、さらには健康にも影響を与える。明るい雰囲気のところであるなら入居前より元気になる人もいるからだ。
入居者にとってはそこが自分たちの新しい暮らしの場となる。さらに24時間ずっとホーム内で過ごすという利用者も少なくない。同じ施設に入っている入居者や職員は利用者にとっては家族となる。
そのような場所で沈んだ空気が流れていれば入居者の心が沈み生きる気力なども削がれる可能性もあり健康にも悪影響を与える。そのため、明るい雰囲気を保つことが大切である。
そのような空気を作るのは、職員のチームワークがなせるものだといえる。職員の人間関係が悪ければ、当然施設全体の雰囲気が心地よくないものになる。
そのため、介護関連の仕事を探す際には、必ず一度見学をしてスタッフはもちろん入居者の姿もきちんと見ておくことが大事である。また、老人ホームによっても働き方は色々変わってくるため、自分に合った場所をしっかり見極めた方がいいだろう。
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