やるぞ。みてろ。 団体戦男子SP | ファルコンとともに どこまでもたかく

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フィギュアスケートの羽生結弦選手を応援しています。
音楽を奏でるような滑りと、流れの中の美しいジャンプやスピンに心を奪われています。

冬季オリンピックの新種目、フィギュアスケート団体戦の男子SP 。
10チーム中5チームしかフリーに進めないとあって、各国とも選りすぐりの選手をSPに送り込んで来た。


第1グループの4番目に登場したプルシェンコ選手が観客に手拍子を要求したり、(海外の?)テレビカメラに向かってライオンのように吠えてみせたり、荒っぽいけどスケールの大きな演技をして91点台を出す。
最後から2番目のチャン選手がジャンプでいくつかのミスをして不本意な結果に終わり、最終滑走に羽生選手が登場する。暫定1位はプルシェンコ選手。


出番前にオーサーのところにいる羽生選手の表情を見たら、ちょっとテンションオーバー気味の感じがして「あ、あぶない」と思った。
羽生選手は、いつでも、どんな試合でも、きりきり音がするくらい全力で集中している。それがほどよい度合いだと、彼は驚くほどの力を発揮する。でも、緊張と集中が許容範囲をほんの少しオーバーすると、心と体が均衡を失って大きなミスを犯してしまったりするのだ。


しかし羽生選手は、自分からオーサーに握手を求め、それから猛り狂う自分を抑えるかのように右手でバンバンバンと強く3回、手すりをたたいて出て行った。




演技開始の位置に立って、いつものように何かつぶやく。
何て言ったと思います? 私は読み取れましたよ。



「やるぞ。 みてろ。」って、言ってましたよねーーー!!


いつも、演技直前に唇をかすかに動かして何かつぶやくけれど、その言葉は「おねがいします」だったり「できます」、または「がんばります」だったりする。ところが、ここソチに来てつぶやいた言葉がこれですよ。
「やるぞ。 みてろ。」ですよ。


それでこそ、ゆづだ~!


「やるぞ」は自分自身に向かって言った言葉。「みてろ」は、きっと魔物に向かって言った言葉だ。


演技は3Lzがまたティーポットになりかけた他は、ほぼ完璧。
チームのために働けた喜びで、珍しく派手なガッツポーズ。
やっぱり、ゆづは凄かった!


得点を待って両手をすりすりのオーサー。
お二人さん、「三けた」の数字を期待してますね。



点が出たとき、後ろの応援団が大喜びしているのに、二人は「あー、97点ね」と冷めた表情。GPF と全日本を経て、なんか感覚が麻痺してきてませんか? 



羽生選手が周りの人たちに何度もお辞儀をすると、オーサーが日本式(のつもり?)にひょこひょこお辞儀を返していたのがかわいかった。


プルシェンコが登場したときは「ロシア、ロシア!」の声援だった会場が羽生選手の得点を待つ間ハニューコールになったのも嬉しかったが、応援席に入る羽生選手の方をにこにこ顔で見守る隣りの応援席のプルシェンコの姿がとても嬉しかった。
「オレを超えたらキミの時代だよ」







団体戦、日本の最終結果は5位入賞。
個人戦の前に一度滑れたことを選手たちは皆、プラスに考えているようだった。
高橋選手も、偽作曲家騒動には全く動じていない元気な様子でソチに到着した。


さあ、個人戦に舵を切ろう。