2か月ぐらい前から「お米生活」というのをやっているんですが、とりあえず胃の具合が良くなってきてて嬉しいんですよね~。
ま、でも、まだ腸の方までは改善してないみたいで、ビミョーに便秘が続いたりしてるんですが、ちょっとずつ良くなって行くと信じて頑張るとします。
お米生活・・・というだけに、ホントにほぼ毎食ご飯+みそ汁の生活なんですが、まさか海外生活も30年を超えて来てから毎日和食になるとは思いもしませんでしたよ。
その昔まだスペインやイギリスに住んでた頃は、日本米なんて手に入らなかったってのもあって滅多に和食なんて作れなかったし、作ってもその辺で売ってる安いロンググレインのお米なもんで「何か違うんだよな~」感満載でした。
ロンドン時代は超貧乏生活だったこともあって、激安のベイクドビーンズの缶詰の豆を洗って、野菜や鶏肉と一緒にお醤油で煮てちょっと和風な気分を味わったりしてたっけな。
でも、逆に海外生活を始めた頃って、現地の食事が楽しくて仕方なかったんですよね。
飯マズで有名なイギリスですら何を食べても新鮮で、美味しいかどうかは別として
「おー、これがイギリスの味か~」
と感動でしたよ。
イギリスと言えば・・・の紅茶も、別にその辺で売ってるフツーの安いティーバッグなのに、イギリスで飲んだお茶は全て美味しかった記憶しか無いんですよね。
特にホームステイ時代は、ステイしてた家の人が作ってくれる食事だったもんで、完全なるローカル食。
付け合わせは一昨日はベイクドポテト、昨日はマッシュポテト、今日はフライドポテト・・・と、「また芋!?」って感じでしたが、それもまた新鮮!
後グリーンピース率も高かったような・・・。
「イギリスの一般家庭ではこれが当たり前」
というイギリス人にとっては多分退屈極まりないフツーの食事を、フツーのイギリス人一家と一緒に食べる・・・。
そんな事がホントに毎日ワクワク感動だったっけな。
やっぱり外国に行った時の一番の楽しみって、食事じゃありません?
それも、ジモティー(って死語?)が集うホントにフツーの食堂みたいなとことかだと最高~。
「頼んだは良いけどいったいどんなのが出て来るのかサッパリわからん」
ぐらいのチャレンジ飯とか。
後は、逆にマクドナルドとか、中華料理とか食べに行くのも楽しいんですよね。
マクドナルドは国ごとにあるスペシャルメニュー(日本だったらテリヤキバーガーとか?)を食べるのも楽しいし、見慣れたマックの店内に見慣れぬ地元の人々が集って現地の言葉で喋ってるのを体験するのも楽しいし。
で、中華料理は何で?と言うと、これも結構国によって全然味付けとかが違うのが面白いんですよね~。
例えばスパイスとかの調味料を普段からあまり使わず素材の味で勝負をすることが多いスペインでは、中華料理もミョーに薄味で、どーも納得いかなかったんですよ。
で、ポルトガルに旅行に行った時に、
「お隣の国だけど意外と何か違うかも?!」
と中華料理屋さんに行ってみたら、
「あー、これこれ、こっちの方が私の知ってる中華に近い~!」
という味で久々に幸せ感じた記憶が。
アメリカの中華は、特になんちゃって中華みたいなお店は、甘辛系とかが多いような気がするかな。
イギリスの中華はとにかく他が飯マズなもんで、中華料理はめっちゃ美味しかったなぁ。
もちろんお店ごとの「味」ってのもあるんだろうけど、でもやっぱりその国の一般的な人達の味覚に合わせた「味」になってるので、お国柄みたいのが出るんですよね。
あ~あ、当時もスマホがある生活だったら、色んな国の色んな食事を写真に残せたのにな~。
初めて食べた外国の家庭料理や、いつも食べてたあれやこれ、激ウマだった一品、激マズだった一品などなど、思い出に残しておきたかったな。
って、まぁ思い出なんて全て頭の中だけに残して多少美化するぐらいが一番なのかもしれませんけどね。