最近、谷桃子バレエ団のYouTubeチャンネルにドハマりして観てます。
昔バレエをやってた頃にみんなで読んでたバレエ漫画の世界のリアル版とも言える、笑いあり、涙あり、根性あり、青春あり・・・の内容がホントに面白いんですよ。
私も長年ダンスをやってきて、小さいながらも舞踊団で踊ってたこともあるもんで、共感したり、懐かしくなったり、ワクワクしたりしながら観てるんですが、時には
「あ~、あの時あんな大けがしなければ、もしかしてずっとバレエを続けてたのかなぁ・・・」
とか、
「何でアメリカに来て5年かそこらでダンス辞めちゃったんだろう・・・」
とか、
「もうどんなに頑張っても昔みたいには踊れないんだなぁ・・・」
とかションボリした気持ちになることも。
でもやっぱそんな風に思っちゃうほどリアルにバレエダンサーの毎日を映し出してるホントによくできた動画ばっかりなんですよねぇ。
バスケに興味が無かった人がスラムダンク読んでバスケにハマってしまったように(私もその一人・笑)、バレエに興味ない人もこのバレエ団の動画観たらハマるんじゃないかなぁ~?
ちなみに私が生れて初めて踊った舞台は3大バレエの1つのくるみ割り人形。
まだバレエを始めてからほんの数年だったもんで、
「花か雪の群舞に出れれば御の字かな~」
と思ってたら、確かに雪も踊ったんですが、それともう1つ、アラビアの踊りの役も貰えて嬉しかったっけなぁ。
配役発表はバレエ教室にデーンと張り出される形の発表で、受験の合格発表を見に行くような感じでみんなでワクワク・ドキドキしながら見に行ったのを未だに覚えてますよ。
もちろんアラビアの踊りに自分の名前があるのを見た瞬間の喜びも、もうかれこれ40数年前のことなのによーく覚えてるし。
衣装はアラビアの方はチュチュじゃなくてスケスケのパンツ的なのだったけど、雪の方は
「そーそー、これこれ、これが着てみたかったの~!!」
と超嬉しかった真っ白なチュチュ。
幸せ~。
そうそう、花のワルツでソロのパートがある当時確か高校生だったお姉さんがいたんですが、彼女のチュチュ姿が美しくて惚れ惚れしましたよ~。
私ら小学生は絵に描いたような真っ平らな胸だけど、高校生のお姉さんはバレエダンサーとは言えそれなりに胸があって、
「やっぱ大人は違うわ~」
と、どーでもいいトコに感動したりもしたもんです。
後半の主役の金平糖の精はバレエ教室の先生が踊り、その相手役の男性はどこかのバレエ団からのゲストだったんですが、小学生女子達はプロの踊りに惚れ惚れする・・・なんつー事は無く、
「毛深いね・・・」
とか
「オジサンだよね・・・」
とか、相変わらずショーモナイことばっかコソコソ言ってたっけな。
オジサンって言ったって多分まだ30代とかだったのに、やっぱ小学生の目には30代なんてオジサン・オバサンなんですねぇ・・・。
今、当時の写真を見たら
「あの時オジサンだと思ってたあの男性ダンサーさんってこんなに若かったんか?!」
とビックリするだろな。
ちなみにあれほど練習した舞台だったのに、アラビアの踊りの最初の1歩で右足と左足を間違えるという痛恨のミスをやってしまい、初っ端っから冷や汗ドバーッ!でしたが。
でも、やっぱホントに楽しかったから、未だにくるみ割り人形の音楽を聴くと心がほんわかしてあの頃のワクワクがよみがえってくるんですよね~。
と、そんな楽しいバレエの世界の裏も表も何もかも正直にありのままに見せてくれる太っ腹なバレエ団、谷桃子バレエ団のYouTubeチャンネル、超おススメです!
何度も観たことがある白鳥の湖の舞台も、このバレエ団のをYouTubeチャンネルで見た時は気が付けば泣いてたし。
プリマもステキだけどコールド(群舞)もめっちゃステキで、生れて初めて群舞の美しさに気づかされたバレエ団なんですよねぇ。
「最近なんか感動とかってしてないわ~」
っていう皆様、是非ちょっと覗いてみてくださいませ。
昔の動画からコツコツ見て行くと、白鳥の舞台を見る頃には号泣間違いなしです。