海外在住の日本人が日本に帰省する際の楽しみなことナンバー1と言えば・・・
やっぱ食べ物ですよね~。
あれも食べたい、これも食べたい・・・と胸を躍らせて日本に着き、
あれを食べても、これを食べてもホントにもう美味しくて美味しくて、
でもって日本を去る頃には
「あー、もっとあれも食べたかった、これも食べたかった!」
と今さらのように思い出してジタバタして・・・
って、そこまで食い意地張ってるのって私だけですかね?
や~、でも、6年半も日本を離れてるとやっぱ食べたくて仕方なかったものが山盛りですよ、ホント。
まぁアメリカにも美味しいものが無いわけでは無く、たまには
「わ~、このハンバーガー美味しい~」
とか言うこともあるっちゃあるんだけど、日本の何がスゴイって、とにかくほぼハズレが無いってこと。
ファミレスだろうがコンビニだろうが、とにかく美味しい!
日本にずーっと住んでる方にしてみれば、
「えー、やっぱハズレもあるよ~」
って思われるかもしれませんが、食マズ大国からやって来ると、とにかくもう何を食べても
「幸せ~!!!」
ってなもんですよ。
でもって、何かもうそもそも素材からして質が違うのか、はたまた余計な添加物とかが日本の食材が少ないのか、あんなに胃腸の具合が悪かったはずなのに日本であれだけドカ食いしてもなぜか全然ダイジョブだったんですよね~。
いや、もう、ホント、人生でこんなに食べまくったことは無いぐらい毎日毎日食べまくりましたから、私。
やっぱ日本の食事の何が良いって、そりゃもうそもそも味が美味しいてのもあるんですが、脂っこくないし、甘すぎないし、野菜や豆類とかの健康的なものも多いし、しかも安い!ってのがすごいんですよねぇ。
アメリカで食べるものは、ただでさえも肉ばっか・・・みたいなとこに加えて、バターやらオイルやらもやたら使うし、デザートの甘さと言ったら今思い出しただけで歯が痛くなるような甘さだし、野菜もなーんかこう
「グリーンビーンズだけ」(しかもオイリー)
みたいなトコあるし・・・。
サラダが出たとしてもめっちゃ不健康そうなドレッシングがたっぷり・・・みたいな。
もちろんファミレスやコンビニで美味しいものに出会えることなんて期待しちゃぁいかんし。
私はアメリカが好きだし、アメリカの方が良いところもい~っぱいあるんだけど、食に関してはアメリカには全く勝ち目が無いですわホント。
ちなみに日本での3週間はシーフード三昧でした。
「肉はいらん!」
と最初から宣言してましたが、ホントにお肉は殆ど食べなかったな~。
とにかくお寿司やお蕎麦、懐石料理、お刺身、うなぎ、そんなもんばっかり食べてたんですが、そう言うのの他にもミョーに食べたくなるアレコレ・・・
イカの塩辛とか、ピーナツ味噌とか、たらことか、コンビニおにぎりとか、タコ焼きとか、和菓子とか、ぬか漬けとか・・・
タコ焼きに至っては帰国する前日にハタと食べてなかったことを思い出しリクエストしたところ、美味しいたこ焼き屋さんはちょっと車で遠くまで行かなきゃ無いとのことだったもんで、わざわざ行って来たんですが、お店に着く頃になって突然雪がビュービュー。
タコ焼き屋さんは持ち帰り専門のお店だったもんで、雪が吹きすさぶ中で焼きあがるのを待つ羽目になったんですが、店の人も
「この人どんだけタコ焼き愛しとんねん?」
と思っただろうなぁ。
だって~、明日はもう帰国しちゃうから今日しか無いんですよ私~!!!
雪なんかに負けちゃいられんのですよ~!
あ、そうそう、帰国する日の朝は近所にある美味しいパン屋さんに行ってペイストリーをたくさん買いアメリカに持って帰って参りました。
日本のパンが大好きな旦那にも食べさせてあげたかったのでアレコレいっぱい買ってスーツケースに詰め、更に2個ほど機内でお腹が空いた時用にハンドバッグに入れておいたんですが・・・
このハンドバッグに入れといたパンが後でめっちゃ役立つことになったというエピソードはまた後日書くことにします。
や~、ホントに、日本の食にかける情熱はスゴイと思います。
アメリカ人にとっての食事は
「お腹が満たされればよい」
だけみたいなトコがあるし、味も、
「美味しくするためには油も砂糖もたっぷり使わなきゃダメ」
みたいなトコがあるけど、日本は
「美味しくて当たり前」
と言うのが前提にあって、更に見た目も美しく、ヘルシーで、栄養バランスも考えられてて、値段も出来るだけ抑えるという努力も惜しまない・・・というのがあるような気がするんですよね。
こればっかりはホントにアメリカは日本に大いに学んで欲しいもんだわ~。