coto moto ca 器と暮らし -3ページ目

12月のランチ



<豆乳のシチューとアサリのパエリア風>

玉ねぎ、人参、エリンギ、ターサイ。
最初は水だけで煮て、塩こしょうで味付けしたら、
豆乳をたっぷりと。
豆乳を入れてからは煮沸かさないようにしてるのだけど、
なぜだか豆乳はだまだまと固まってきちゃう・・・
お豆腐をくずしたみたい・・・でも、いい味。
隠し味には五香粉を少々。
この不思議な匂いに「あれ?なんだろ?」って皆さん思うみたい。
おいしいんですよ、これ。

アサリと玉ねぎ、赤ピーマンをニンニクで炒めて、こしょうとバジル。
玄米にこれらを入れて、色づけのターメリックを入れたら炊飯器をオン。
殻付きなので食べるの大変だけど、
アサリの味がすごくしていい味でした!
みんな黙々と食べてました・・・あはは。



<人参のポタージュとスパニッシュオムレツ>

人参、玉ねぎを炒めてから、水、塩こしょうとキャラウェイで煮込みます。
冷めたところでミキサーにかけて出来上がり。
シンプルだけど、意外なおいしさ。
「特別な人参ですか?」って聞かれるくらい。
それに、ひとり1/2個くらい人参を食べれます。

スパニッシュかどうかは??
玉ねぎ、じゃがいもは薄く切って一緒に炒めます。
卵を溶いて、塩こしょう、ホールトマト、ピザ用チーズ、
そして炒めた玉ねぎ、じゃがいも、
全部合わせたらフライパンへ。
6人分いっぺんに・・・卵は12個・・・フライパンにいっぱい!!
ひとり焦りながらひっくりかえす・・・やった!できた!
大きなケーキのようなオムレツ。



<グリーンのポタージュとチキンのソテー>

この週は、クリスマス週間。
緑と赤のクリスマスカラー!
グリーンのポタージュはほうれん草とひたし豆。
玉ねぎを炒めたら、戻したひたし豆を入れてコトコト。
ひたし豆は乾燥枝豆って感じ。
すぐに柔らかくなります。
塩こしょうだけの味付けで冷めたら茹でたほうれん草と一緒にミキサーへ。
お抹茶のようなきれいな緑。
お豆の出汁がきいてるからコクがありますよ。

チキンはもも肉、塩こしょうして皮からしっかり焼くこと20分。
パリパリ皮のソテーには、トマトソースを。
アーリオオーリオにホールトマトをバーッとナンプラーで味付け。
得意のトマトソース、パスタに最高です!
最後にバジルをふって。
粉ふきいもを添えて。



<野菜のカリーとココナッツ汁粉>

私の18番、野菜カリー。
玉ねぎ、人参、エリンギ、レンズ豆、トマト缶、インゲン、カボチャ。
インゲンとカボチャはあとから入れてあんまりくずさないように。
スパイスは、ニンニク、生姜、鷹の爪、月桂樹、ターメリック、クローブ、
シナモン、ナツメグ、クミン、カルダモン。
適当だけど、いつも大体おんなじ味になるから不思議。
完全ベジタブルのヘルシーカリーです。

さつま芋を砂糖で茹でて、ゆであずきとココナッツミルクを入れて。
簡単ですんごくおいしいココナッツ汁粉。
白玉が入っているとなおいいけど、
さつま芋でかなりお腹がおっぱいになっちゃう。
カリーには甘いデザートが必須です。


2007年が終わり、
cotomotocaの今のアトリエではこれが最後。
最後はやっぱり、葉っぱのお皿が大活躍でした。
cotomotocaのランチを喜んでくださった皆様、
本当にありがとうございました。
『食』は人と人とをつなぐもの・・・
皆様からそう気付かせていただきました。
たくさん勉強になりました。
心から感謝いたします。
館山でもランチを続けていきますよ!

42頭の象





MERRY
CHRISTMAS
and
Thanks a lot !!



象たちは居心地の良い場所を求めて旅をする。
そして彼らは別れた仲間たちの事を忘れず、
再びその土地を訪れるという・・・
そう、彼らはたくさんの思い出を抱え、
たくさんの仲間と共に前へと歩んでいく・・・


42頭の象。
毎年、長野の“じゃんぴんぐまうす”さんの
クリスマスケーキの為につくる小さなものたち。
2センチほどの象たちは一頭ずつケーキの中に焼き込まれる。
そして、カットされたケーキの中に・・・
「あっ!いた!」・・・幸せをもたらす天使の役を果たす。
今年でその私のお役目は8年目。
羊、オオカミ、青い鳥、椅子、天使、ウサギ、ライオン、そして象。
これらすべてがお手元にある人はないと思う。
いろんな人の元へと毎年30匹以上が旅立っている。



そして、我が家にも嬉しい贈り物。
薄氷がはったようなフルーツケーキ。
幸せの象は誰の元へ・・・?
今晩、家族でのクリスマスパーティーでそれは明らかになるかしら?

天然酵母のケーキ



ドライフルーツのずっしりしたケーキ、
クリスマスの気分になってくると無性に食べたくなる。
ちょっと、試してみるか!
天然酵母でふくらましてみよう!

ベーキングパウダーや重層を使うのがなんだかためらわれ・・・
卵をフワフワにすればふくらむのはわかっているのですが、
私はどうも卵たっぷりのケーキが苦手。
バターの匂いもちょっと苦手・・・。

それで、思いついたレシピ。
(パウンド型 2個分)
小麦粉(強力) 2.5カップ
砂糖(甜菜) 150cc(約110g)
サラダオイル 100cc
塩 小さじ1/2
バナナ 1本
オレンジピール 50cc
アーモンドプードル 50cc
レーズン酵母  (レーズン1/2カップ+水180cc)
ミックス酵母(山芋、りんご、人参、玄米) 1/2カップ

すべてをグチャグチャっと合わせて、
パウンド型に流して、約6時間発酵。
1.5倍くらいにふくらんだら焼き始める。
170℃で45分。
なかなかいい感じに焼き上がった。

翌日に試食・・・
不思議とアルコールが効いたケーキのような味わい。
バナナの香りにオレンジピールの香りにレーズン・・・結構いい感じ。
砂糖はもうちょっと少なくて大丈夫だなぁ・・・。
しかし、かなりずっしりとして、もっちりとしている。
でもやっぱり、もうちょっと発酵を進めてから焼いた方が良さそうだ・・・
などなど、反省点はいろいろあるけど、
なんかこれいけるかも。
何人かの人達に試食をお願いして・・・
中にはめちゃめちゃ気に入ってくれる人も。
工夫のしがいはありそうです。

あと一週間ほどでクリスマス。
今日の朝、娘が目を覚ますと第一声に
「お星様がついてないとサンタクロースが来てくれないよ~。」
・・・あ~、そうか~、うちのツリーにはてっぺんに星がついてないや~。
「そうね、サンタクロースはあの星を目印にやってくるんだね?どうしよう・・・」
「でも、大丈夫・・・流れ星のがついてるから。」
「あっ、そうね!それで大丈夫だ!」
ふたりしてひと安心。
サンタクロースは何をプレゼントしてくれるのかな?

今年のお味噌



今年はお味噌の仕込みはしなくていいかなぁって・・・
引越しもあるしなぁ・・・
味噌も余るかな?と思いきや残りはほんのちょっとに。
先月、味噌を全部あげて空っぽになったかめ・・・
やっぱり仕込むか!と11月半ばに思い立ったのだけど、
今年の大豆がまだ販売されてない・・・新待ちとの掲示。
去年は11月半ばに仕込んだのに~なぜ大豆が遅れてる?
これも異常気象のせい?
そして、ごたぶんにもれずの値上がり・・・原油価格高騰によるもの?

なにはともあれ、ようやくすべての材料が手元に揃い、
今日仕込みが出来た!
私の味噌は麦味噌、去年より甘めの味噌にしたいなぁと思って、
麹歩合を増やしてみました。

朝9時、昨日から水につけといた大豆1キロを煮始める。
その間に麦麹2キロと塩750グラムを合わせておく。
おっとっと、大豆は10時過ぎにはもう柔らかくなった。
さあ~て!頑張って潰すぞ~!とこの作業が大変。
すり鉢でヨイショヨイショと・・・
それを覗き込んでは「やりたい~!」とせがむ娘にすりこぎを持たせ・・・
ん~、まだ力不足・・・
「大きくなったらママみたいにやるからね!」と嬉しい言葉!
なんだかんだ1時間半かかった。
それから麹とあわせて・・・かめに入りきるかな~!と心配になりましたが、
なんと!ぴったんこ!
このかめ、去年味噌を作ろうと思い立って、
まず最初にこのかめを作ったのです。

外で娘が近所の人と話してる・・・
「ママね~、みそつぶしてんの!」・・・ちょっと潰してるのは大豆よ・・・
「田舎の家じゃぁ、味噌用に部屋があってたくさん作ってたもんだけどね~。」と。
うちの父も、
「子供の頃、親が味噌作ってると、横でつまみ食いしてうまかったもんだなぁ。」と。
みんな、子供の頃の風景として味噌作りの記憶があるのね~。

私の親達世代から家で味噌を作るってことがなくなってしまっているのね。
もちろん、すべての人がというわけではないですよ。
核家族化が進んだ時代でもあるものね~。
なんて、味噌から環境や時代背景が覗ける感じがしました。

うちの子には母が味噌を作る姿が普通の事になってほしいなぁ~。

やさしい生成り色のきれいな大豆色・・・
また、今年も味噌の育つ楽しみが出来ました~!
やれやれ、ちょいと疲れましたが・・・

11月のランチ



急に冬がやってきちゃった感じの11月でした。
ストーブの上のやかんがコンコンとなる姿に、
みんな「なつかしいですね~。」って。
「子供の頃に嗅いだにおいだなぁ~。」って。
そして、灯油を売りにくる車の『上を向いて歩こう』のメロディーに、
みんな「なんですか?」って・・・これも珍しい風景なのね。・・・あはは。
灯油価格の急騰に毎週驚かされてますが・・・

あたたかいスープが嬉しい季節の到来ですね。


<白菜と豚肉の梅肉入り蒸し煮と温野菜の豆腐ディップ>
豚肉を梅干しを刻んだものと醤油とみりんで下味を付けておきます。
梅干しは6年ほど前に私が漬けたやつでちょこっとになってたもの、
でもこれで使い切って最後になりました。
そして、ルクルーゼの鍋に白菜の芯の方を敷いて、味付けした豚肉を敷き、
さらに白菜、豚、白菜と重ね、ぎゅっと押して蓋をのせます。
そして、火にかけて煮えればOK!
おどろくほど白菜の汁が出てスープになります。
これがおいしいんです!
梅干しが苦手の人もおいしいと食べてくれました。

そして、温野菜は人参、さつま芋、モロッコインゲン、春菊を茹でたもの。
水切りした絹ごし豆腐に白ごまを摺ったものとお味噌を合わせたものをディップに。
このディップ、たくさんつけて野菜もたくさん食べれていいです。



<ポトフとほうれん草のオムレツ>
ホワイトシチューの予定でいたのだけど、
キャベツのおいしさをそのまま食べたいなぁ~と気分が変わり、ポトフへ。
大きく切った、キャベツ、人参、ジャガイモ、玉ねぎを入れて火にかけただけ。
味は塩こしょうとキャラウェイ、ダシはなんにもいれてないけど、
食べた人みんなが驚くほど、野菜からのダシがすごい出ている。

ほうれん草のオムレツは7人分をいっきに焼いた。
14個の卵にほうれん草は1.5束、
26センチ径のフライパンにいっぱいの大きな丸いオムレツ。
その時は教室そっちのけでかなり必死になりました・・・。
トッピングにエリンギのソテーを。



<きのこの炊き込みご飯とけんちん汁>
きのこは舞茸と平茸としめじ、醤油とみりんと塩少々、
あとは炊飯器が作ってくれます。
炊けてる時のきのこの匂いはもうたまりませんね!
玄米が新米だったせいと、きのこからの水がいっぱい出たのか?
ちょっとべっちゃりしちゃったけど、リゾット風でおいしいと言ってもらえて・・・
確かに、これはこれでおいしい!と自己弁護。

けんちん汁には、大根、人参、長ネギ、ごぼう、里芋、
油揚げ、そして大根の葉っぱも。
ゴロゴロと大きく切った大根、里芋のおいしいこと。
本当はけんちん汁は醤油味なのだろうけど、
自家製味噌で作りました。
今回も、ダシを使わずにいってみようとちょっと冒険でしたが、
やはりなくても大丈夫!むしろ野菜の味がよくしていい!
お味噌がおいしいから?と自画自賛・・・
こんなに簡単においしいお味噌ができるんだからみんな作った方がいいですよ~と
大きな声で言いたいです~!
そう、お味噌は仕込みだけやれば、勝手にお味噌になってくれるのですから。



<レンズ豆のトマトスープと山芋のチーズ焼き>
レンズ豆はすぐ使えて便利な豆、10分ほど水に浸せばいいのです。
ニンニクのみじん切りと鷹の爪を油で炒めてから、
玉ねぎ、人参、しめじを炒め、
月桂樹の葉と戻したレンズ豆とその水を一緒に入れて煮て、
ホールトマトを入れればできあがり。
味は塩・こしょう、最後にコリアンダーシードを砕いて入れて香り付け。

山芋は半月にスライスして、皿に並べて塩こしょうして、
それに生クリーム、チーズをのせて200度のオーブンで10分。
山芋のしゃりしゃりととろ~んを同時に味わえます。
面白くっておいしいですよ。



<鶏だんご汁とさつま芋とリンゴ煮>
鶏だんご汁は海外旅行から戻ると無性に食べたくなるもの。
昆布を水に入れ戻し、大根、人参を入れて一緒にぐつぐつ。
長ネギ、しいたけ、白菜を加えて、火が通ったらだんご投入。
鶏ひき肉に、長ネギのみじん切りと生姜の摺りおろし、味噌、
片栗粉、そして水。この水がフワフワだんごにするコツ。
よ~く練り合わせてからスプーンで丸めてお鍋へ。
そして、最後にお味噌を入れて出来上がり!
みんな味噌汁とは思わずに食べてたみたい。
確かに深い味わいなので、鍋料理の感覚になるのね。

さつま芋はひたひたの水に砂糖と塩を少々入れて煮ます。
火が通る頃、リンゴを入れてさらに煮ればOK。
この組み合わせはベストマッチです!
今回は和食との組み合わせだからしなかったのですが、
シナモンをふると最強です!


今月のお料理、気が付いたら全部おんなじ鉢に盛りつけしてました。
このサイズ、野菜たっぷりのスープに最適。
ただ、スープ用にと思って作ってないので、
器の口は揃っていないし、高台がないので食べにくい。
スープ用の器を作らなくちゃ~と思ったのでした。