先日、天草・一町田コミュニティセンターで開催された、
「第1回熊本県立大学・熊本大学COC合同研究発表会」に
取材と勉強をかねて、お邪魔しました。
田中尚人先生率いる富津ラボが、
地域の「ひと」や「営み」といった
ソフト面を大切にした取り組みであるのに対し、
高橋浩伸先生率いる県立大学の研究室は、
崎津集落の「今ある資源」をいかしつつ、
どのように活用していけるのかという
ハード面に目を向けた取り組みのようでした。
河浦高校生たちの発表のなかでは、
JKガイドのデモンストレーションもあったのですが、
心なしか先月よりもさらにパワーアップしている気がして驚きました。
私が、いいなと思ったのは、
専門的な視点を持つ若い人たちがそれぞれに、
思いを持ってこの地域に通い、
これまでとこれからを考えてくれてるってこと。
だって、この研究がなきゃ、
縁のない土地だった、って人も多いでしょうし。
次世代との縁があらたにうまれつづけるって、
ホントにすばらしい。
なによりも!
高校生たちの発表を聞く100人強の地域の皆さん。
大学生の発表に際しても終始真剣に、
メモを取りながら聴いておられる方が多かったのですが
地元の高校生が前に立った途端、
「もしやお孫さんが発表中?」というくらいに
それまでよりも一層に、目元がゆるんでほころんで。
発表終わりの高校生に、会場から質問がなげかけられるという段になると
「あいたー!大丈夫かい!?」みたいな
心配してるような期待しているような、
なんともいえない表情になる人がたくさんいらして(笑)
とにかくあったかい空間でした。
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大学の研究によって
地域に何が残るのか。
この地の何が変わったのか。
そうした実感を、目に見えるものとしては感じにくい。
まだまだ少ないと思っている人もいるかもしれないけれど。
(事実そんなお話をしてくれた方もいらしたけれど)
未来を見つける最中の彼女たちが、
今いるこの場所で、この年代で。
地域の中や外のいろんな人に出会って、
これまで知らなかった視点で故郷を見たり。
いろんな術があることを知る機会がある、
ということ自体がきっとものすごい価値のあることなのだと、
私は思います。
発表終わりの交流会で、
「どぎゃんしたっちゃ、若っかモンは結局、出ていく。
あんたも出て行った口やろ」
とポツリとつぶやいた人もいたけれど。
そうじゃないんです。
出てはいるけど。
家庭をもってはいるけれど。
私にとって、ここはいつでもかわらず
「こころの在る場所」
「帰る場所」。
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大学との取り組みでいろんなことを経験し、
意識したあとの高校生たちはきっと、一度外に出るにしても、
なにも経験しなかった私たちの高校時代とは視点も違うでしょう。
出たとしても、何かの武器を手に入れて、
しっかりと何かの意識を持って戻ることだってある。
ここにいなさい!って、押しつけなくてもしばらなくても、
彼らはちゃんと感じ取ってる。
だからこそ。
戻りたいなと思ったときに戻れる、
寄り添いたいなと思えるときに寄り添える、
心のよりどころみ
たいなこの場所やひとが、
これからもちゃんと有り続けるようにと。
キラキラした人たちを見ながら強く思う、一日でした。



















