枯れ果てた蓮。
裏返って浮かんだ実の部分が
メタリックな菊の花のようにも見え、
ついついカメラを向けてしまう。
けれど、どこかで
あまりにも暗すぎるかと。
気分的に落ち込んでる?
と思われるんじゃないかと。
そんなことを思って、
投稿をためらう自分がいて。
それに気づいたとき
一瞬、ハッとしました。
私には、愛おしいと思えたこの風景。
人がどう感じるかはそれぞれだけど。
それぞれだから、それがいいと思うのだけど。
私はこの蓮池の
枯れ果てたこの「時間」が
大きな葉をしげらせ、
大輪の花を咲かせるのに
必要な「時間」だと思った。
それでいいじゃん。
って。
ようやく思えたのです。
心から。
春に耳を澄ませる前に。
冬の名残りを
しばし、慈しむことにします。
