


雲が途切れて、パッと顔を出した瞬間、
周囲が一気に明るさを増しました。
ドキドキするくらいに力強い
中秋の名月の、満月です。
いろんな不安がすーっと消えていくような、
迷いのない輝きの月でした。
しばらく玄関先に佇む私に気づき、
長女と次女がやってきました。
「キレイだねー」
澄んだ瞳と澄んだ言葉で、
その月の美しさを語る2人が
また少しずつ、大人になっていくのを感じました。
ナニナニ~?ってやってきたボンは、
お風呂に入る前だったらしく、
下半身だけフリーダムな格好で、
ちょっと感動が薄まりそうになりましたが、
この時だけはあえてスルー(笑)
家族揃って、
月を眺めた昨日の晩。
めずらしく長女が最後まで起きていて、
なんだか話したそうだったので、
1時間ほど、静かに2人で話していました。
これまでのこと、
今のこと。
彼女が気を遣って聞かなかっただろうことも含め、
なんだか、いろいろ話しました。
今日伝えたかったのは、
私はもちろん、
近くにいる人、遠くにいる人、
とにかく、いろんな人が
あなたを大切に思っているんだってこと。
1人、また1人と、
大切に思える人、思ってくれる人が増えていくって
しあわせだね、ステキだねってこと。
9歳の彼女にとって、
ゆうべの月が、どんな月だったのか…は、まだわかりませんが。

この月と同じように、
見守ってくれている人がたくさんいて、
その光はどれも、やさしくて強くて、
ゆるぎのないものなのだということを、
いつかそのうち、
彼女自身の人生のなかで、
じんわりと感じてくれる日がくることを祈っています。
月明かりの夜に。
ありがとう。