東大病院(東京大学動物医療センター)で門脈シャントの手術を依頼し、

入院から手術そして退院までのことを書きたいと思います。


5月9日(水)に東大病院で精密検査の後、家族で話し合い

麦の手術をお願いすることに決め、翌朝5月10(木)電話をかけて予約をしました。

たまたま最短の日程(5日後)で予約を取ることができました。


どうせ手術をするなら早めのほうがよいとは思っていましたが、

あまりに早急に日程が決まり少し戸惑いもありました。

しかし、手術をする事で、麦が元気になるならと、手術をさせる決心もつきました。


2012年

5月14日(月)

入院のため、麦を連れて東大病院へ。

この日は麦の手術の執刀医である外科の先生から手術方法や

手術の危険性について説明を受けました。


手術は内科の先生から説明があった通り

肝外門脈シャント閉塞術(セロファンバンディング)というやり方でした。


危険性および合併症については

ショック、出血、心不全・呼吸不全、網膜炎、急性腹症(門脈高血圧)、

発作の持続・悪化 などの説明を受けました。


説明を受けかなり不安になりましたが、もう手術をするって覚悟を決めているので、

あとは先生に全てを任せて、お願いをしました。


手術はだいたい1時間~1時間半くらいとのことでした。

手術終了後にはお電話をいただけるそうです。



5月15日(火)

夜の21:00頃、外科の先生から電話があり、

予定通り麦の手術は無事に終わったとの事でした。


昨日の時点では手術開始時間も手術終了時間も決まっていなかったので、

いつ電話があるのかずっとドキドキしながら待っていたので、

この電話があった時は本当にうれしく、無事に終わって本当に安心しました。



5月16日(水)

麦に面会に行ってきました。

診察室に呼ばれ外科の先生から手術の説明がありました。


手術は事前の説明の通りの術式で行なわれたそうです。

麦の場合は、シャント血管をクリップでとめると門脈(正常な血管)の
血圧が少し上昇するものの、セロファンバンディングで

徐々にシャント血管を閉塞し、その間に門脈が成長する事を期待

する方法で1回の開腹手術ですんだとの事でした。

ワンコの症状に拠っては、2回に分けて手術をしなければならない

事もあるようなので、1回の手術で済んで安心しました。


診察台の上に乗せられた麦は身体が震えてキューキュー泣いていました。

先生によると、お腹の傷が痛いのか不安なのかずっと泣いていたそうです。


お腹の傷の所には大きな絆創膏みたいなのが貼ってあって、

血がにじみ出ているのが、すごい痛々しかったです。


麦は食欲がなく、ご飯を食べていないとの事で、

先生より「飼い主さんから食べさせて下さい」と、残したご飯を手渡されました。

麦を病院の外のベンチに連れて行き、

ご飯を手にとって麦の口まで持っていくと、1粒ずつ食べてくれました。

1時間くらい面会の間に食べ残したご飯は全部食べてくれたので安心しました。


麦はずっと母親の膝の上でだっこされていたのですが、

後ろ足は震え続け、時々キューキュー泣いていました。

地面にちょっと下ろしてみても、歩くことはできずすぐに座り込んでしまいました。


とにかく手術1日後の麦は弱りきった状態でした。。。



5月17日(木)

麦の面会に行くと今日は診察室ではなく、

待合室まで先生が麦をだっこして連れてきてくれました。


昨日の弱りきった麦からは想像できないくらい回復してきている気がしました。

尻尾をふりふりして、ぺろぺろとなめてきました。

この日はキューキュー泣くこともなく、足の震えもなくなっていました。


ただ、この日もご飯は残しているとの事でしたので、

残したご飯をもらって麦にあげてみると、半分くらいは食べてくれました。


麦の気分転換になるかと思い、東大敷地内をだっこして歩きました。

途中麦を地面に下ろしてみると、とことこと歩き出しました。

昨日は歩けなかったのに、今日は歩けるようになっていました。


面会終了後に先生にベジタブルサポートを渡し、

ドッグフードにかけてもらえるようにお願いしました。



5月18日(金)

術後72時間に発作は起きず、状態も安定しているので

麦は退院することができました。


この日の麦は昨日よりも元気になっていて、診察室でも母親に飛びついていました。

食事も残さず食べてくれたそうです。


麦のお腹についていた絆創膏は取られていて、傷口がむき出しになってました。

先生によると、飼い主さんが傷口の状態を毎日よく見て、

腫れていないかとか、赤くなってないか、痛がってないかとかを確認するためだそうです。

(糸ではなくホチキスみたいな針で留められてビックリしました。)


入院してから退院までの1週間がとても長かったですが、

なんとか麦は退院し、家に帰ってくることができました。


家に帰ってからの麦は、走り回ったりソファに飛び乗ったり、

傷が開くんじゃないかと心配するくらいでした。

しばらくすると落ち着いてきて、いつもの麦の居場所で寝ていました。




費用¥260,425

(診察料¥2,520、注射料¥24,625、薬剤料¥2,480、手術料¥125,400、

検査料¥25,620、麻酔料¥17,280、入院料¥14,700、

診療材料料¥47,800)



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入院から退院まで本当に長い1週間でした。

特に手術日なんて、何時に手術をするのかわからないので、

いつ手術するのか、成功したのか、術中に危ないことになってないか、

電話待ちの間はもう心配、不安でいっぱいでした。

先生から手術成功の電話がかかってきたときは、もう嬉しくて嬉しくて。。。


面会1日目の麦を見たときは思わず涙がでそうでした。

手術が成功して、生きていてくれて良かった。

でも元気だった麦がすっかり弱りきってキューキュー泣いて震えているし。。。

こんなに辛そうなら手術なんかさせなきゃよかったって後悔しました。

面会終了後に麦を先生に渡す時も、

弱りきった麦が必死で嫌がって暴れてるのを見て、連れて帰りたいと思いました。。


でも1日1日面会に行くたびに元気になっていく麦をみて、

これで病気が治るなら手術を決心してよかったと今は思います。


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