ブラック部活で子供が苦しんでいるというニュースを見た。

体罰の代わりに子供の心を折るまで言ってしまう暴言が増えているというニュース。

私の身近な学校と同じような環境だなと思って聞いていた。

勝利至上主義って、私は嫌いだ。プレイヤーの前に、人間であれと思うから。技術を向上するため、相当な努力をしたのだろう。苦しいことや諦めたくなる気持ちにも勝ってきた子達なんだろう。勝つために身を削り、時間も削り、全てをささげてきた子達なんだろう。

その努力と忍耐は素晴らしい。とても真似できない。そこだけを切り取っても、やはり「すごいね」というだろう。でも、あえて言うと、人としての魅力は一緒に備わってきていますか?と思ってしまう。

平気で人を傷つけたり、強ければあとは何をしていても目を瞑ってもらえたり、人を蹴落とすことでしか自分を保てなかったり、チーム内で優しい子にターゲットをしぼって暴言を吐いたり。。大人を舐めていたり。

そのようなプレーヤー達は、やはり災難が降り注ぐ。

最後の最後で勝てなかったり、高校までは身体能力とセンスでトップを突っ走っても、その後失速したり。。なぜ、最後の最後で勝てないことがあるか。それは、自分たちのチームが劣勢になったときに、チームメイトや指導者、相手チームをリスペクトする心がないため、心の中で失敗を人のせいにし始めるのだ。それにより、チームの結束力がさらにバラバラになり、普段しないようなミスが続く。もともと個の力だけで戦っても決勝までは行けるような人材を集めている学校こそ、人間力をつけていかなければ全国で勝てない。いつでも挑戦者だ!という気持ちがなく、驕り高ぶり、優勢の時は個の力のみで勝てるが、劣勢になってくるとそれぞれの心がバラバラになる。

何度もそういう試合を見てきた。

野球のノムさんも「試合の舞台が大きくなればなるほど、人間力の勝負だ」みたいなことをおっしゃっていた。

勝ちたければ、心のいい子を育ててほしい。

ニュースの中で、指導者が生徒をサラブレッドと駄馬でたとえていたようなことを言っていた。

言っておくが、馬に駄馬などいない。人の都合に合わせた勝手な視点から見た時に駄馬と言われているだけだ。そう言われている馬でも、環境や接する人間が変わると素晴らしい馬になるのを知っている。駄馬にしてしまっているのは、人間なんだ。

そして、子供たちに言いたいのは、居場所は自分で選ぶものだということ。良いと思って足を踏み入れた先が、自分の魂まで汚れてしまうような場所なら、一目散に逃げていい。自分に合わない場所ってあるんだよ。

そんな場所に身を削って自分を置いておく必要はないよ。その時間を別のことに使った方がいい場合もある。

負けねぇ!絶対負けねぇ!あいつら絶対見返してやる!って環境を超えてくるエネルギー爆発してる子は大丈夫だけど、折れそうなら折れる前にあなたの心が守られる場所に行こう。世界は広い。そこに居続けてやり続けるのが美徳のような考えは捨てていい。まずは自分の健康が大事だし、親もそれを願っている。

そう伝えたいな。