そして話はまだまだ尽きません。
「ついさっき一緒に居たドイツの
運ちゃんの顔を全然覚えて無いって
いうので思い出したんだけど
以前、S山さんに4回目に会った時に
初めまして!と言ったとかの
有名な話は本当⁈マサカネ!とは
思うけど 」
とセクレタリーが問うてきた。
「エッ、まあ確かにそうなんだけど...」
「本当に⁈何で?冗談で?それとも
嫌がらせ⁈ 」
「違う!違う!本当に全く憶えて
いなかった。初めまして!と
S山さんに言ったら、何だか凄く
言いにくそうな感じで
「あのー3回お会いしてます。
今日が4回目で2回目の時は会食で
お隣りの席でした」
そう言われて私もビックリした!
「えーっ!一緒に食事したのに⁈
隣りの席だったのに忘れたって事⁈
本当に⁈
それもスゲーなぁ〜‼︎ 」
「イヤイヤそういう事じゃなくて向き
合っていた訳じないからだと思う。
たしか反対隣りが部長で、前には
経理部長とその横が社長だったはず。
全体的に私の身体は左手の方に
向いていただろうし
その3人が左手辺りに居れば
そりゃあ神経だってそっちに向いて
当然でしょう⁈
S山さんが社交的な人で向こうから
話しかけてくれば別だけど
やたら地味な人じゃない⁈
それに...
そもそも、あの年代の背広姿は
オールサラリーマン的な印象しか無い
し、大体印象に残りにくいしね!
あのタイプ。
その後、部長に怒られて
「オマエは男を舐めてる‼︎
4回目に初めまして!なんて失礼だろ‼︎
S山さんは歌舞伎役者ばりのいい男
なのにどうして忘れるんだ‼︎
信じられない‼︎」
とつべこべ言われた
いつまでも言われた。
だけど歌舞伎役者にいい男って
いるの⁈って話でしょ!
あんなドーラン塗りたくりの厚化粧に
いいも悪いも無くない⁈
どーよ‼︎


