
サンタの正体に気づいた時の気持ちかー。
気付いたというか、うちの家庭では、
サンタが本当にいるんだよー、
これはサンタさんからのプレゼントだよー、
という子供の為の茶番劇が行われていなかったよ。
普通に「親から」ってプレゼント貰ってた。
しかもプレゼントはさして嬉しいものでもなかったのよ。
同世代の友人たちがゲーム機とか買ってもらってる中、
ローカルスーパー(衣料品も売ってる程度)に連れて行かれて
「1000円までで好きなもの選びなさい」とかそんなん。
ワクワク感もないし超現実的。
うち、貧乏ではなかった筈なんだけどねー。
それでもまあ、サンタクロース自体を否定してたわけじゃなくて
「空飛ぶトナカイがひくソリに乗った
サンタクロースと呼ばれるおっさんは
もしかしたらいるのかもしれないが、
恐らく私の人生には関係ないのだろう」
くらいに考えていたように思う。
もっと子供の言葉で考えてたけど。
小学校低学年くらいの時だろうか。
父親に「サンタさんっているの?」と聞いてみた事はある。
もちろん↑のように考えていたのだけど、
すっとぼけて子供らしく聞いてみた。
すると
「サンタクロースの由来となった人物はいるし、
外国にサンタクロースの協会というのもある
けれどそれはクリスマスの夜に空を飛んで
世界中の全ての子供にプレゼントを配るような
現実離れしたファンタジーな存在ではない」
と懇々と語られた。
小学校低学年の子供に向かって。
そう言われた時の気持ちというと、
「うわあ…」って感じでしたね。
サンタがいるとかいねえとかに対する気持ちではなく、
うちの親父マジ空気読めよって気持ちの。
うちの父親は昔からホントに揺るがなくうちの父親なのです。