先日少し紹介した本「中学受験 勝利の法則」同様、受験のハウツー本です。著者は、佐藤ママとして広く知られる佐藤亮子氏。

 

小学校入学前にどこまで家庭教育をしておけばよいかという考えから、中学受験当日までの親のサポートが書かれていました。実際に男女のお子さん4人を育てられているので、心に留まるエピソードも交えて書いてあって具体的ですし、説明はわかりやすかったです。

 

また、「12歳までにやるべき99か条」という副題のとおり、99の項目にわけて、中学受験に向けてのありとあらゆる考えをまとめられていて、すっきりしています。

 

具体的な内容に関しては、灘中合格を目指しての子育てをするならそうだろうな、と頷く箇所は、やはり当然のように塾に通わせることと、放課後に友達と遊ぶことをよしとする期間を3年生で終わらせること、そして就寝時間の遅い設定でした。我が家ではそうはしないと、避けたことです。でも、他には、自然と我が家でもやってきたなぁという項目もありました。入学前の教育だとか、親が行う事務的サポートや、マネージメントなどですね。

 

進学希望がどこであれ、親として共通するのは我が子への思い。子どもはなんといってもまだ小学生、大人よりは視野がせまく、できないことも多く、そしてかわいい。心から我が子を支える気持ちを根底にもっているのは共通で、その支える方向を間違えずに進まなければいけないというところに(普段の声かけなど)共感しました。とくに、受験においては必ず結果が訪れるときがくるので、親こそが心構えをしっかりして準備しておかないといけないと私も考えます。

 

著者自身が地方から東京の私学大に進学したこと、高校教師を経て、結婚、子育てをしたという経歴に納得の一冊でした。

 

子どもが小6、それも2学期に入っている家の保護者(私)が読むよりも、中学受験をする予定の子どもが入学するまでに読めたらよさそうですが、塾通いを考え始める時期に読み込むのもよさそうです。塾に通って宿題に追われるという状態に陥らせず、塾に通う利点をきちんといかして家で学習を進める方法が紹介されていて、家庭教育を厭わない保護者が読むにはよいと思いました。

 

 

偏差値50からの中学受験スーパーメソッド 12歳までにやるべき99か条 (単行本) [ 佐藤 亮子 ]